ロック・ファンのみなさまに、ロック・ファンの目線でジャズの魅力とおすすめのアーティストとそのアルバムをご紹介したいと思います。
今回、ご紹介するアルバムは、”Jane Monheit”:(ジェーン・モンハイト)の”Surrender”です。
“Jane Monheit”の歌のうまさは折り紙付きですが、このアルバム”Surrender”で、彼女の歌声の透明度はますます高まったように感じます。
“Jane Moneheit”の透き通った美しい歌声を、オーケストラの音をバックに存分に味わえる贅沢なアルバムです。
曲目リスト
- If You Went Away
- Surrender
- Rio de Maio
- Like A Lover
- So Tinha De Ser Com Voce
- So Many Stars
- Moon River
- Overjoyed
- Caminhos Cruzados
- A Time for Love
ストリングスよりも美しい歌声
1曲目の”If You Went Away”:
いきなり重層的なストリングス・サウンドから始まる贅沢な仕様です。
しかし、それ以上に驚いたのが、”Jane Moneheit”の透き通った美しい歌声です。
これまでもリリースしたアルバムを聴いても、彼女の歌のうまさと、美しい歌声は周知のとおりでしたが、ここまで歌声に透明度が増しているとは想像していませんでした。
2曲目の”Surrender”:
アルバムのタイトルに選ばれた曲”Surrender”です。
ピアノとギターが絡み合う前奏が始まると、その後は、”Jane Monheit”の歌声に、まるで魔法にかけられたようにぐいぐいと引き込まれ、間奏のギターのソロで我に返るといった始末です。
5曲目の”So Tinha De Ser Com Voce”:
透き通っているだけではなく、実に艶っぽい歌声に、秒殺されたひとも多いのではないでしょうか。
アコースティック・ギターや電子オルガン、サックスまでもが、あきらかに艶っぽさが伝染しています。
6曲目の”So Many Stars”:
原曲を作った”Sergio Mendes”「セルジオ・メンデス」自らがアレンジとプロデュースを手掛けた”So Many Stars”です。
言わば、本人お墨付きのカバーです。
7曲目の”Moon River”:
映画「ティファニーで朝食を」の一場面で、オードリーヘップバーンが歌い、一躍有名になった曲で、その後、数多くのアーティストがとりあげています。
しかしながら、作曲者のヘンリー・マンシーニ自身は、「この曲はオードリーのために書かれた曲で、彼女のものこそが、最高のムーン・リバーだ。」と語っています。
“Jane Moneheit”の”Moon River”を聴いた後でも同じことを言うのでしょうか。
8曲目の”Overjoyed”:
原曲は、”Stevie Wonder”「スティービー・ワンダー」の作品です。
原曲もかなり素晴らしいできなので、カバーするのは勇気がいると思いますが、”Jane Monheit”の類まれなる歌唱力は、それをなんなくやってのけました。
ムーディーなサックスのメロディーのおまけつきで・・・。
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