ジャズの醍醐味のひとつに、スタンダード・ナンバーの演奏があります。
同じ曲が、アーティストによって、どのようにかわるのか、その違いを楽しみましょう。
今回のスタンダード・ナンバーは、”Summertime”です。
新型コロナ・ウイルス」の影響で、外出も自粛する昨今ですが、各地で桜が満開に咲き誇り、初夏を思わせる陽気となりました。
今年の夏に予定されていた東京オリンピック・パラリンピックも来年の夏に延期となりましたが、ウイルスの蔓延も終息して、楽しい夏が迎えられるように祈ってやみません。
Norah Jones (ノラ・ジョーンズ)
ニューヨーク出身のジャズ・シンガーで、父親はあの有名なシタール奏者ラヴィ・シャンカルです。
若い人たちには、あまりに馴染みのない「ラヴィ・シャンカル」だと思いますが、我々”The Beatles”世代には、”George Harrison”のインド音楽の師匠で、彼がインド音楽に踏襲するきっかけを作った人物として記憶に残っています。
そうしたバック・ボーンとは別として、”Norah Jones”の作り出す彼女の独特の音楽の世界には、ニューヨークといった大都会で育った環境とは無縁ではないと思います。
喧騒とした大都会ゆえに、彼女がピアノで弾き語るジャズには、都会の洗練された音とともに、喧騒から逃れるかのような癒しの力を感じます。
この曲”Summertime”にも、”Norah Jones”ならではの穏やかで心にしみわたるやさしさを感じずにはいられません。
Diana Krall (ダイアナ・クラール)
アルバム”Stepping Out” に、ボーナス・トラックとして収録されていた曲です。
この”Summettime”もそうですが、アルバム”Stepping Out”は、アルバム全体を通して、ジャズらしい躍動感あふれる”Diana Krall”のピアノの演奏とボーカルが楽しめる内容となっています。
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