【洋楽】おすすめアルバム~”Not Too Late”: “Norah Jones”(ノラ・ジョーンズ)

ジャズ入門

ロック・ファンのみなさまに、ロック・ファンの目線でジャズの魅力とおすすめのアーティストとそのアルバムをご紹介したいと思います。

今回、ご紹介するアルバムは、”Norah Jones”:(ノラ・ジョーンズ)の”Not Too Late”です。

デビュー・アルバムの”Come Away with Me”で、ジャズの新境地を開拓した”Norah Jones”でしたが、セカンド・アルバムの”Likes Like Home”で音楽の幅を広げ、ついにこのサード・アルバム”Not Too Late”では、”Norah Jones”の新境地を切り開いた感があります。

癒し系のほんわかと心温まる”Norah Jones”の世界に新たに妖艶さが加わり、新しい魅力がほとばしっています。

曲目リスト

  1. Wish I Could
  2. Sinkin’ Soon
  3. The Sun Doesn’t Like You
  4. Until The End
  5. Not My Friend
  6. Thinking about You
  7. Broken
  8. My Dear Country
  9. Wake Me Up
  10. Be My Somebody
  11. Rosie’s Lullaby
  12. Not Too Late

こんな妖艶な”Norah Jones”見たことがない!

1曲目の”Wish I Could”:

ピアノの弾き語りのイメージが強い”Norah Jones”ですが、この曲では、アコースティック・ギターとチェロのシンプルな楽器構成で、女性コーラスとのハーモニーが時折聴けるすがすがしい楽曲となっています。

2曲目の”Sinkin’ Soon”:

“Oasis”の”The Importance Of Being Idle”(アルバム”Don’t Believe the Truth”に収録)を思わせるようなけだるい雰囲気の曲調に、艶やかなトランペットの音色が聞こえてきます。

さらに、妖艶なのが”Norah Jones”の歌声です。

こんな表情の歌声は、過去2枚のアルバムでは聴くことができませんでした。

さすがは、”Norah Jones”です。まだまだ秘めた魅力が眠っていそうです。

4曲目の”Until the End”:

“Norah Jones”らしい彼女の王道の楽曲のように思えますが、落ち着いたゆったりとした曲調こそ従来のものですが、ギターやベース・ギター、ドラムス、電子ピアノの音はほのかにロックの香りを感じます。

6曲目の”Thinking about You”:

4曲目の”Until the End”が、従来の”Norah Jones”のサウンドにロックぼい味付けがされている感じでしたが、この曲”Thinking about You”を聴く限り、よりロックへ触手が動いているような気がします。

しかし、今後彼女が発表される作品から考えると、それはほんの入り口にすぎないことがわかります。

7曲目の”Broken”:

スロー・ワルツ調の美しい楽曲で、弦楽器の使い方が非常に巧みです。

音楽のジャンルの拡大はとどまるところを知りません。

9曲目の”Wake Me Up”:

カントリー・ミュージックまで飛び出してきました。

前作のアルバム”Feels Like Home”に収録されていた”The Long Way Home”もそうでしたが、カントリー・ミュージックを歌う”Norah Jones”の歌声はたくましく思えます。

12曲目の”Not Too Late”:

アルバムのラストを飾るのは表題曲の”Not Too Late”です。

ピアノ弾き語りスタイルや、心安らぐ曲調が”Norah Jones”らしく、ラストを飾るのにふさわしい曲です。

>”Norah Jones”に関する記事はこちらから

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