スタンダード・ナンバー聴き比べ Vol.05~”La Vie En Rose” Nicki Parrott vs Melody Gardot

スタンダード・ナンバー

ジャズの醍醐味のひとつに、スタンダード・ナンバーの演奏があります。

同じ曲が、アーティストによって、どのようにかわるのか、その違いを楽しみましょう。

今回のスタンダード・ナンバーは、”La Vie En Rose”です。

”Beyond the Sea”(フランス語タイトル”La Mer”)と並んで、フランスで最もポピュラーな曲で多くのアーティストに歌われている曲です。

パリの情景が浮かんでくるような楽曲です。

“Nicki Parrott”(ニッキ・パロット)

アルバム”The Last Time I Saw Paris”(邦題:「思い出のパリ」または「パリの空の下」)の収録曲で、パリの街角を連想させる一曲です。

アコーディオンの音色が、パリのカフェにいるような気分にさせてくれます。

“Nicki Parrott”の歌声同様、優しい空気に包まれた”La Vie En Rose”です。

>”Nicki Parrott”に関する記事はこちらから

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“Melody Gardot”(メロディ・ガルドー)

私の知る限り、もっとも厳かな”La Vie En Rose”です。

アコーディオンは使われているものの、その絞り出すような音色は、まるで、”Melody Gardot”の歌声のようです。

ピンと張りつめたような空気を感じます。

“Halie Loren”(ヘイリー・ロレン)

アルバム”After Dark”に収録されています。

もうひとつのフランスの国民的人気曲”Beyond the Sea” も同アルバムに収録されています。

アコーディオンは使わず、ピアノのみの演奏で、もともとのシャンソン色は抑えて、ジャズらしいアレンジになっています。

>”Halie Loren”に関する記事はこちらから

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