ジャズの醍醐味のひとつに、スタンダード・ナンバーの演奏があります。
同じ曲が、アーティストによって、どのようにかわるのか、その違いを楽しみましょう。
今回のスタンダード・ナンバーは、”La Vie En Rose”です。
”Beyond the Sea”(フランス語タイトル”La Mer”)と並んで、フランスで最もポピュラーな曲で多くのアーティストに歌われている曲です。
パリの情景が浮かんでくるような楽曲です。
“Nicki Parrott”(ニッキ・パロット)
アルバム”The Last Time I Saw Paris”(邦題:「思い出のパリ」または「パリの空の下」)の収録曲で、パリの街角を連想させる一曲です。
アコーディオンの音色が、パリのカフェにいるような気分にさせてくれます。
“Nicki Parrott”の歌声同様、優しい空気に包まれた”La Vie En Rose”です。
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“Melody Gardot”(メロディ・ガルドー)
私の知る限り、もっとも厳かな”La Vie En Rose”です。
アコーディオンは使われているものの、その絞り出すような音色は、まるで、”Melody Gardot”の歌声のようです。
ピンと張りつめたような空気を感じます。
“Halie Loren”(ヘイリー・ロレン)
アルバム”After Dark”に収録されています。
もうひとつのフランスの国民的人気曲”Beyond the Sea” も同アルバムに収録されています。
アコーディオンは使わず、ピアノのみの演奏で、もともとのシャンソン色は抑えて、ジャズらしいアレンジになっています。
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