ロック・ファンのみなさまに、ロック・ファンの目線でジャズの魅力とおすすめのアーティストとそのアルバムをご紹介したいと思います。
今回、ご紹介するアルバムは、”Karen Souza”:(カレン・ソウサ)の”Hotel Souza”です。
“Karen Souza”と言えば、ロックの名曲をジャズ・テイストの編曲でカバーした2枚のアルバム”Essentials”と”Essentials Ⅱ”を思い浮かべる方も多いと思いますが、”Karen Souza”の妖艶なあの歌声と彼女の音楽観を味わうのならオリジナル曲を含むジャズ・テイストの曲が多く収録されている本作品”Hotel Souza”が最適です。
“Hotel Souza”では、上質でラクジュアリーなひとときをお約束します。
ようこそ、”Hotel Souza”へ。
曲目リスト
- Paris
- Night Demon
- My Foolish Heart
- Delectable You
- Break My Heart
- I Heard It Through The Grapevine
- Wake Up
- I’ve Got It Bad
- Full Moon
- Dindi
- Lie To Me
ホテル・ソウサで、ラクジュアリーなひとときをお過ごしください!
1曲目の”Paris”:
どうやら、「ホテル・ソウサ」は、パリにあるようです。
「パリの一夜」と言えば、”10cc”のあの名曲”I’m Not in Love”が収録されているアルバム”The Original Soundtrack”の冒頭の組曲”Une Nuit A Paris”を思い浮かんできます。
この曲”Une Nuit A Paris”では、”One Night in Paris is Like a Year in Any Other Place”「パリで過ごす一夜は、他のどの場所での過ごす一年に匹敵する」と歌われています。
“Karen Souza”の一見けだるそうに歌う妖艶な歌声に、チェックインの段階で、メロメロになってきそうです。
3曲目の”My Foolish Heart”:
“Essentials”と”Essentials Ⅱ”の2枚のアルバムで、ロックの名曲をジャズ・テイストにアレンジしたカバー曲集が話題を呼びましたが、やはりジャズのスタンダード・ナンバーを歌ったときの”Karen Souza”が醸し出す独特の世界観は、より一層魅力が増します。
ホテルのバーのカウンターでグラスを傾けながら・・・というシチュエーションがとても似合いそうです。
4曲目の”Delectable You”:
軽やかなピアノのメロディーと、”Karen Souza”のけだるい歌声のバランスが絶妙です。
あまりの心地良さに、ほろ酔い気分になりそうです。
7曲目の”Wake Up”:
こんな艶のある声で、”Wake Up”と言われても、その声をもっと聴きたくて、しばらく寝たふりを決め込むのではないでしょうか。
ピアノの軽いタッチが小粋なメロディーを奏でています。
10曲目の”Dindi”:
しぶい選曲ですが、”Karen Souza”らしい選曲と言えるでしょう。
特別なアレンジなしで、”Karen Souza”の世界にぴったりとあてはまる曲です。
フルートの音色が、美しくも物悲しい雰囲気を漂わせています。
11曲目の”Lie to Me”:
名残惜しいですが、チェック・アウトの時間です。
本当に、ずっと聴いていたくなるような心地良い歌声です。
いつまでも、この余韻にひたっていたくなるような上質なおもてなしでした。
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