ジャズの醍醐味のひとつに、スタンダード・ナンバーの演奏があります。
同じ曲が、アーティストによって、どのようにかわるのか、その違いを楽しみましょう。
今回のスタンダード・ナンバーは、”Dindi”です。
“Dindi”、スペルから、「ディンディ」と発音してしまいそうですが、ポルトガル語で「ジンジ」と発音します。
歌詞の中でも、”Oh, Dindi”と呼び掛けている部分がありますが、「(嗚呼)おう!人事!」とサラリーマン社会の悲哀を歌った歌ではありません。
「イパネマの娘」などを作曲したブラジルの偉大な作曲家”Antônio Carlos Jobim”「アントニオ・カルロス・ジョビン 」の作品です。
繊細なメロディーを持つこの曲”Dindi”は、「イパネマの娘」ほど、取り上げるアーティストはいませんが、間違いなく名曲にあげられると思います。
Karen Souza (カレン・ソウサ)
アルバム”Hotel Souza”の収録曲です。
“Karen Souza”と言えば、ロックの名曲をボサノバ風にアレンジした2枚のカバー・アルバム”Essentials”、”Essentials Ⅱ”をすぐに思い浮かべます。
あのロックの名曲が、ボサノバ風にアレンジされると、こんな曲調になるのかと新鮮な驚きを覚えましたが、今回の”Dindi”に関しては、アレンジ不要ですね。
それもそのはず、この作品は、数々のボサノバの名曲を生み出したブラジルの偉大な作曲家”
Antônio Carlos Jobim” の曲だからです。
本当に、”Karen Souza”の世界にしっくりと馴染む曲です。
>アルバム”Hotel Souza”に関する記事はこちらから
![]() | 新品価格 |

Jane Monheit (ジェーン・モンハイト)
アルバム”Never Never Land” に収録されている曲です。
繊細なメロディーと、”Jane Monheit”の澄みきった歌声が絶妙に溶け合ってとりわけ美しい曲に仕上げっています。
艶やかなサックスの音色や、メイン・ボーカルに重なるコーラスもそれに花を添えています。
>アルバム”Never Never Land”に関する記事はこちらから
![]() | 新品価格 |

コメント