ロック・ファンのみなさまに、ロック・ファンの目線でジャズの魅力とおすすめのアーティストとそのアルバムをご紹介したいと思います。
今回、ご紹介するアルバムは、”Norah Jones”:(ノラ・ジョーンズ)の”Come Away with Me”です。
デビュー・アルバムで、しかも22歳という若さなのに、すでに成熟した歌声を感じます。
ピアノを弾き語りながらゆったりと歌う彼女の独特の音楽の世界に「これはジャズ?」という声もささやかれたと思いますが、彼女を支持するジャズ・ファンもきっと少なくはないでしょう。
曲目リスト
- Don’t Know Why
- Seven Years
- Cold Cold Heart
- Feelin’ the Same Way
- Come Away with Me
- Shoot the Moon
- Turn Me on
- Lonestar
- I’ve Got to See You Again
- Painter Song
- One Flight Down
- Nightingale
- The Long Day is Over
- The Nearness of You
ジャズの新境地を切り開いた”Norah Jones”
1曲目の”Don’t Know Why:
“Norah Jones”と言えば、”Don’t Know Why”と言われるほどの彼女の人気を決定付けた代表曲です。
こんなにもほんわかとしたジャズがこれまでにあったでしょうか。
彼女の独特の音楽の世界は、確実にジャズの一ジャンルを切り開いたと思います。
2曲目の”Seven Years”:
ピアノ弾き語りのイメージが強い”Norah Jones”ですが、この曲は、アコースティック・ギターとスティール・ギターのような(ライナーノーツには、”National Guitar”の表記があります)2種類の音が印象的です。
3曲目の”Cold Cod Heart”:
野太いウッド・ベースの音もそれに続く軽やかなピアノの音もジャズらしさを感じさせる一曲です。
“Norah Jones”の歌声も、いつものほんわかとした柔らかい印象よりも、曲調に合わせた力強さを感じさせます。
5曲目の”Come Away with Me”:
アルバムの表題曲であり、”Don’t Know Why”と同様に、アルバム全体のイメージを象徴するかのような落ち着いた一曲です。
9曲目の”I’ve Got to See You Again”:
確か原曲は、タンゴ調の曲だと思いましたが、”Norah Jones”の手に掛かると、彼女の独特の世界へと昇華され、まるで彼女のオリジナル曲へと変貌させてしまう力があります。
それでも随所にタンゴのテイストを感じることができます。
10曲目の”Painter Song”:
心安らぐ穏やかな曲です。
アコーディオンの柔らかな音が、よりいっそう温かみのある雰囲気をかもしだしています。
11曲目の”One Flight Down”:
美しいメロディーラインを持った一曲です。
それは、前奏のピアノのフレーズにも表れています。
さらには、続く”Norah Jones”の歌声にも引き継がれていきます。
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