【洋楽】おすすめアルバム~”After Dark” : “Halie Loren”(ヘイリー・ロレン)

ジャズ入門

ロック・ファンのみなさまに、ロック・ファンの目線でジャズの魅力とおすすめのアーティストとそのアルバムをご紹介したいと思います。

今回、ご紹介するアルバムは、”Halie Loren”:(ヘイリー・ロレン)の”Afte Dark”です。

収録曲の”After Dark”が、そのままアルバム・タイトルになっていますが、”After Dark”の名の通り、夜のとばりがおりて、すっかりリラックスした雰囲気で聴くのにびったりの曲が集められています。

アルバム・ジャケットの”Halie Loren”のうつむき加減な憂いを感じる表情は、しっとりとした楽曲が多いこのアルバムのコンセプトを暗示させるかのようです。

(ただ、個人的には、アルバム・ジャケットの裏面の”Halie Loren”の可愛らしさの中にも妖艶な雰囲気が漂う写真の方がより魅力的に思えます。)

曲目リスト

  1. After Dark
  2. Waters Of March
  3. Gray To Grand
  4. La Vie En Rose
  5. Thirsty
  6. Bye Bye Blackbird
  7. Ode To Billie Joe
  8. Tango Lullaby
  9. Beyond The Sea
  10. In A Sentimental Mood
  11. Happier Than The Morning Sun
  12. Give Me One Reason
  13. It’s You
  14. Time To Say Goodbye

“Halie Loren”オリジナル曲も収録!

1曲目の”After Dark”:

アルバム”After Dark”の表題曲です。

ブルース風の曲あり、タンゴの曲ありとジャンルでいうと多岐にわたっていながら、安心して身をまかせられる落ち着きと統一感があるのは、このアルバムはこんな感じで行きますというこの曲のメッセージみたいなものからくるものでしょうか。

本当に、アルバム全体にわたって、夢心地になるほどのやすらぎと上質なぬくもりを感じます。

4曲目の”La Vie En Rose”:

このアルバム”After Dark”では、9曲目の”Beyond the Sea”(フランス語タイトル”La Mer”)と並んで、フランスで最もポピュラーな曲2曲を”Halie Loren”のまるで母国語のような流ちょうなフランス語で味わうことができます。

それにしても、”Halie Loren”とフランスの楽曲の親和性には驚くべきものがあります。

彼女のスモキー・ボイスとフランスの楽曲との相性は抜群です。

5曲目の”Thirsty”:

“Halie Loren”のオリジナル曲です。

スタンダード・ナンバーを中心に遠慮がちに、オリジナル曲を組み入れてきましたが、これを足掛かりに、ほぼ全曲オリジナル曲のアルバムの”From the Wild Sky”でライターとしての”Halie Loren”の飛躍につながっていきます。

>アルバム”From the Wild Sky” に関する記事はこちらから

8曲目の”Tango Lullaby “:

ロックンロールの”Lullaby”が、”10cc”の”Rock’ Roll Lullaby”(アルバム”How Dare you”に収録)なら、

タンゴの”Lullaby”は、この”Tango Lullaby”に決まりです(なんのこっちゃ!?)。

タンゴといえば「黒猫の単語」(B面は「ニッキ ニッキ (ニャッキ ニッキ ニャッキ ムッキ ムッキ)」や「だんご3兄弟」ぐらいしか思いつかない私にとって、この”Tango Lullaby”の上質でおとなのタンゴは衝撃的でした。

9曲目の”Beyond the Sea”:

ディズニーのアニメ映画「ファイティング・ニモ」のエンディングで使われたことで、よく知られるようになったのではないでしょうか。

原曲は、 フランスの歌手が”La Mer”「海」をテーマに歌ったものですが、「ファイティング・ニモ」の世界にびったりではないでしょうか。

その後、英語の歌詞をつけたラブ・ソングに仕上げられますが、このアルバムでも、デュエット曲として甘く大人の愛を歌っています。

11曲目の”Happier Than The Morning Sun”:

軽やかに歌い上げる”Halie Loren”の歌声には、幸福感が漂ってきます。

ピアノの心地よい旋律がよりいっそうの効果をもたらしています。

14曲目の”Time to Say Goodbye”:

イタリア発のこのオペラ曲を世界的に有名にしたのが、”Sarah Brightman”「サラ・ブライトマン」でした。

原題の”Con Te Partirò(コン・テ・パルティロ)”は、「ともに旅立とう !」という意味で、別れを告げる歌ではありません。

結婚式でも堂々と歌ってもOKということですね。

>”Halie Loren”に関する記事はこちらから

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