Bohemian Rhapsody(ボヘミアン・ラプソディ)映画勧奨

“Queen”のドキュメンタリー映画”Bohemian Rhapsody(ボヘミアン・ラプソディ)”観てきました。

ららぽーと磐田のTOHOシネマで、妻を誘って日曜日の昼間に予約をとって行きましたが、8グループほどしかいませんでした。

実は、私も妻も”Queen”のファンという訳ではありませんでしたが、映画好きの妻が、常々、私を映画に誘ってくれたのですが、普段あまり映画を見ない私が、音楽の映画ならと、今回は私の方から誘ってみました。

“Queen”ファンでない人にもおすすめ!

なぜ、洋楽フリークの私が”Queen”をあまり聴かなかったというと、私は少々天邪鬼なところがあって、自然と耳に入ってくる音楽は、敢えて自分から聴きにいかないというポリシーがありました。

“Queen”は、いつの時代でも、いつも意識しなくても聞こえてくる音楽で、真剣に聴いていたのは、大学時代によく聴いていた”Another One Bites the Dust”ぐらいでした。

映画の中でも、使われていて、ベースのフレーズからこの曲が出来上がったというのも、頷けるほど、ベースのフレーズが印象的な曲です。

映画の方は、ドキュメンタリー映画といっても、ドラマ仕立てでした。

実際に、”Freddie Mercury”「フレディ・マーキュリー」を中心とした”Queen”の歴史はドラマ以上にドラマティックでした。

映画のラスト飾る「ライブ・エイド」のコンサート・シーンは、映画のタイトルともなった”Bohemian Rhapsody(ボヘミアン・ラプソディ)の曲が流れたときには、体の震えを抑えることができなくなり、涙があふれてきました。

実は、このときの「フレディ」のコンディションは、最良のものではありませんでした。

孤独感にさいなまれ自暴自棄の荒れた生活のため、往年のあの凄まじいまでの発声とは程遠いものでした。

普段、私たちが聴くあの声は超人的なものだったと改めて思いました。

今まで楽々、発していたあの歌声よりも、ライブ・エイドのときは、高音がうまく出ず、途中で声が途絶えることがありましたが、振り絞るように歌う姿に胸を打たれました。

“I am”ではなく、”We Are the Champions”

この映画でしばし語られていたのは、「家族」という言葉でした。

フレディは必ずしも、家族の愛を受けてはいませんでした。

“Queen”というバンドを「家族」同然だと思うようになっていったのですが、フレディはその家族さへ、裏切るようなことになり孤立感を深めていくのでした。

映画を観る前は、そんな当時のフレディの心境を知るよしもなかった私は、”We are the Champions”と聞かせれても、「そりゃ、そうだろう」(あれだけ名曲を作り続けていたのですから)としか思っていませんでした。

そして、再び、彼が会心し、メンバーのもとへ戻り、ライブ・エイドに出演することを決心し、ステージに立ったとき、彼らは”Champions”(勝利者)になったのだと思いました。

フレディは、”I am the Champion”ではなく、”Queen”という家族が”We are the Champions”だと心の底から感じたことでしょう。

歌詞に出てくる”No time for Losers”「敗者の声など聞いている暇はないんだ」と言葉が印象的です。

私には、「敗者」というのは、孤独感のあまり自分勝手な行動に走り仲間を裏切るような弱い自分に思えます。

フレディは、そんな弱い自分に打ち勝って、再び、仲間と一緒にステージに立った勝者だと思います。

ここは映画館です。コンサート会場ではありません。

しかし、ここでこの映画を鑑賞する上での注意点があります。

ライブ・エイドのステージが、”Radio Ga Ga”を迎える頃には、最高潮に達し、泣きながら大声で歌いだしたくなりますが、それを許されているのは、ライブ会場の観客だけで、映画館で行儀よく座ているあなたではありません。

一緒に立ち上がって、フレディと合唱するのは、心の叫びにとどめてください。

映画館で最後まで鑑賞することが許されるための大切なヒントです。

車の中で号泣している人はCDを買った人です。

映画館を出た後で、最寄りのローソンで、「チョコ・クレープ」とコーヒーで映画談義をしていたのは、私たち老夫婦です。

映画好きの妻に、「純粋に映画としては、どうだった?」と感想を聞きました。

“Queen”の音楽もすごく感動したけど、映画としてもとても良い映画だったと言ってました。

その日の夜にさっそく、Amazonで映画のサントラ版のCDを注文したことは言うまでもありません。

それから、車の中で大音量でこのCDをかけていると、決まって”MAMA”のところで、目頭が熱くなってきます。

いえ、正直、ピアノの伴奏のあたりから半泣きです。

ですから、車を運転しながら号泣している人は、このCDを聴いている人です。

そっとしておいてください。

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