洋楽史上、最も重要な映画があります。
“Pretty In Pink”(邦題は、「恋人たちの街角」です)という青春映画です。
私自身は、この映画を観たことはありません。(誇らしげに言うことではありませんが・・・)
それでも、なお重要なのかと言うと、この映画に挿入歌として、曲を提供しているアーティストの顔ぶれがすごいからです。
どんな映画かは知りませんが、さっそく、きら星のアーティストの楽曲をみてみましょう。
- <曲目リスト>
- 各曲の紹介
- “If You Leave/OMD”
- “Left Of Center/Suzanne Vega”
- “Get To Know Ya/Jesse Johnson”
- “Do What You Do/INXS”
- “Pretty In Pink/The Psychedelic Furs”
- “Shellshock/New Order”
- “Round Round/Belouis Some”
- “Wouldn’t It Be Good/Danny Hutton Hitters”
- “Bring on The Dancing Horses/Echo and the Bunnymen”
- “Please, Please, Please. Let Me Get What I Want/The Smiths”
- 二度と実現することはないだろう豪華な顔ぶれ
<曲目リスト>
- If You Leave/OMD
- Left Of Center/Suzanne Vega
- Get To Know Ya/Jesse Johnson
- Do What You Do/INXS
- Pretty In Pink/The Psychedelic Furs
- Shell Shock/New Order
- Round Round/Belouis Some
- Wouldn’t It Be Good/Danny Hutton Hitters
- Bring on The Dancing Horses/Echo and the Bunnymen
- Please, Please, Please. Let Me Get What I Want/The Smiths
各曲の紹介
“If You Leave/OMD”
1曲目は、”OMD”の”If You Leave”です。
最初に聴いたときは、”OMD”らしくない曲だと思いました。
しかし、この曲は、意に反してアメリカを中心によく売れました。
この頃(アルバム”The Crush”から、アルバム”Pacific Age”にかけて)から、サックスを多用するようになり、そういう意味では、この頃の”OMD”らしい曲なのかも知れません。
“Left Of Center/Suzanne Vega”
“Suzanne Vega”(スザンヌ・ヴェガ)というと、何といっても児童虐待をテーマとした”Luka”を思い起こしますが、”Left of Center”というタイトルは、「中道左派」で、青春映画というよりも、政治的な匂いがしますね。
ただ、曲調は、流れるような滑らかなメロディーと、柔らかくスモーキーな”Suzanne Vega”の歌声が、青春の甘酸っぱさが伝わってきそうです。
“Get To Know Ya/Jesse Johnson”
アメリカのロック・バンド”The Time”(ザ・タイム)のギター・リストであった”Jesse Johnson”の作品です。
印象的な前奏のメロディーは、この映画”Pretty In Pink”のイメージにぴったりな気がします。(映画を見ていないのでいいかげんなことを言っています。)
“Do What You Do/INXS”
映画が制作された”1986年”は、”INXS”にとって、名曲が量産された”1987年”の前年にあたり、この”Do What You Do”に、その兆しが伺えます。
“Pretty In Pink/The Psychedelic Furs”
主題歌を提供しているのは、”The Psychedelic Furs”(サイケデリック・ファーズ)で、並み居る強豪をおさえての快挙です。
これだけ個性的なアーティストの中から、見事に主役の座を獲得しました。
その大胆な起用に映画関係者への敬意を表します。
“Shellshock/New Order”
そして、大御所の登場です。
この映画の挿入曲の企画ですが、「新進気鋭のアーティストを集めた」というコンセプトが伺えますが、この時点で、”New Order”は、すでに一定の地位を得たアーティストでありました。
主役の座を”The Psychedelic Furs”に譲り、自分たちは、あまり前には出てこないというまさに大御所の風格です。
“Round Round/Belouis Some”
“Wouldn’t It Be Good/Danny Hutton Hitters”
曲自体は、ほぼ同時代に活躍したシンガー・ソングライターの”Nik Kershaw”(ニック・カーショウ)の作品です。
“Bring on The Dancing Horses/Echo and the Bunnymen”
「個性的」と言えば、この”Echo and the Bunnymen”ほど、この言葉がしっくりくるアーティストはいないでしょう。
流行りの音楽に左右されずに、自らの音楽性を貫く姿勢は一貫しています。
ですが、この曲は、彼らの作品の中でも、かなり親しみやすい曲ではないでしょうか。
しかし、曲のタイトルとPVの映像はやはりかなり個性的です。
“Please, Please, Please. Let Me Get What I Want/The Smiths”
最後を締めくくるのは、”Morrissey”(モリッシー)率いるマンチェスター出身のバンド”The Smiths”(スミス)の作品です。
恐らく、映画のエンディングを飾る曲となっていることでしょう。(くどいようですが、私はこの映画を観ていませんので、あくまでも想像です)
二度と実現することはないだろう豪華な顔ぶれ
映画が自体にはそれほど興味はありませんが、各アーティストの曲がどのような場面で使われていたのかは気になるところです。
しかし、これほど豪華な顔ぶれが一堂に集まって一本の映画のサントラを形成することは今後もまずないでしょう。
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