エレクトリック・ロックの覇者、”New Order”(ニュー・オーダー)が、アルバム”Republic”で、突如音楽の路線変更をしました。
先行シングルの”Regret”で、ギター・サウンドを全面に押し出した音楽スタイルに驚いたファンも多かったことでしょう。
しかし、各曲の演奏を改めて聴いてみると、”Peter Hook“が弾くベースラインがいやにカッコいいことに気が付きました。
今回は、”New Order”のアルバム”Republic”の各曲のベースラインが、なぜこんなにもカッコよくなったのかを架空のインタビューをもとに、その謎をひもといてみたいと思います。(このインタビューは完全なるフィクションです)
「ロッキンおやじ」せいぼー(以下、せいぼー)「はじめまして、『ロッキンおやじ』のせいぼーです。」
“Bernard Sumner”バーナード・サムナー(以下、バーナード)「やあ!せいぼー。『ロッキンおやじ?』マンチェスターでは聞かない音楽雑誌だな。」
せいぼー「日本でも無名です。それにただのブログです。」
“Peter Hook”ピーター・フック(以下、ピーター)「『ロッキンオン』のパクリかい?」
せいぼー「はい(きっぱりと・・・)」
バーナード、ピーター「まじっすか!」
せいぼー「ところで、アルバム”Republic”では、バンドの音楽性の思い切った転換をしたね。前作の”Technique”は、エレクトリック・ロックの最高傑作だと思うんだけど、あの路線でもう2、3枚はアルバム出せたんじゃないの?」
バーナード「アルバム”Republic”の中に”Liar”って曲があるけど、その中でも歌われているけど、”Cause I can’t Stand the Music Always stopping”「いつまでも停滞しているような音楽にはうんざり」っというのが正直な気持ちだね。」
ピーター「そうそう、俺たちは、『ニュー・オーダー』なんだいつまでも古い秩序を引きずっているわけにはいかないんだ」
せいぼー「先行シングルの”Regret”は、ギター・サウンドがさく裂して、今までの”New Order”の楽器の使われ方もずいぶん変わったような気がするね。そうなってくると、いままでピーターがベース・ギターでギターのソロみたいなことをやっていたけど、ギターに代わってくるのかな。」
バーナード「そもそも、”New Order”のリズム部分は、シンセサイザーが電子音で作り出していたので、ベース・ギターがリズムを刻む必要性はあまりなかったので、『それなら俺がベース・ギターでメロディーを奏でる』ってピーターが言い出したんだ。”Perfect Kiss”なんか前奏からしてピーターがベース・ギターでリード・ギターしてるしね。」
ピーター「それが、”New Order”のひとつの魅力なんだから、これからも俺がベース・ギターでメロディーを奏でるよ。」
せいぼー「せっかく、ギター中心で、”New Order”の新しい音楽を展開していくのに、ギターとベースの両方でメロディーを奏でる必要はないんじゃないの」
バーナード「そうなんだ、他のバンドは、ベーシストは、ベースラインを形成していて、メロディーなんか弾いてないぜ。」
ピーター「おいおい、それじゃ俺が目立たなくなるじゃないか!」
バーナード、せいぼー「結局はそこか~」
バーナード「それなら、僕がカッコいいベースラインを考えるから、頼むから普通にベースを弾いてくれよ。」
ピーター「しょうがないな~。本当にカッコいいベースラインを頼むぜ。」(でもたまに、ベースでリード・ギターするぜ)
バーナード、ピーター、せいぼー「どうも、ありがとうございました~。」
っと、こういう理由で、”New Order”のアルバム”Republic”の各曲のベース・ラインは格段にカッコよくなりました。
それでは、どれぐらいカッコいいかベースラインに注目して聴いてみましょう。
1曲目の”Republic”です。
やはり、冒頭のギターの音が鮮烈です。
続いて”Peter Hook”のベース・ギターがぎりぎりリズムを刻んでいます。
ミュージック・ビデオでも、ベース・ギターを弾いている映像が大写しになっています。「あっ!いけない、完全にリード・ギターを弾いている風です。」
曲の後半では、完全にベース・ギターでメロディーを奏でています。
2曲目の”World”
いいですね。太陽の下に出てきたという感じがします。
“New Order”の今までのイメージを払拭するような明るい曲です。
“Peter Hook”も、”Bernard Sumner”から、カッコいいベースラインをもらって快調のようです。
3曲目の”Ruined in a Day”
“Peter Hook”のベースラインがしぶいです。
目立たなくてもカッコいいからいいじゃないですか。
7曲目の注目の”Liar”です。
前奏のベースラインがイカしてます。
さらに、間奏のメロディーラインを刻みそうなところもギリギリセーフです。
そして、曲全編にわたって、カッコいいベースラインは刻まれていくのでした。
![]() | 新品価格 |

コメント