マクドナルドでおにぎり?!
今から、14年も前の話ですが、出張で1週間マニラに行く機会がありました。
フィリピンの料理に、飽きてきたところでしたので(マニラの事務所に、お弁当を売りにくる業者がいてステーキ弁当などを食べていました。)、フィリピンでは高級店(ステーキ弁当が60円だったので・・・。金銭感覚がおかしくなっていた)であるマクドナルドで、ハンバーガーが食べたくなりました。
ハンバーガーのセットを注文すると、もれなく「おにぎり」が付いてくるというサービスをしていました。
出典:フィリピン滞在徹底ガイド
出典:Yahoo!ブログ – Yahoo! JAPAN
すると、そのおにぎりは、日本で食べるおにぎりと2つの点で異なっていました。
まず、形状です。
日本のおにぎりは、ドーナツ(穴があいていない)のような形をしていますが、「フィリピーノおにぎり」は、完全に球でした。
そして、味ですが、のりは巻いてないのは、仕方ない(球状なので、巻くとしても運動会の「大玉ころがし」感は否めないでしょう)としても、「ああ、塩むすびなのね」のこちらの心の準備も軽く凌駕する“Pure Rice Ball” 「ただのごはんの塊」でした。
おまけなので、文句を言ってはいけませんね。
ただ、フィリピンでは、マグドナルドよりも、もっとドメスティックの”Jolibee”の店舗の方が目立ちましたね。
こんな感じの店です。
出典:Philstar
出典:Food Evolution
おっと、これはちょっといただけないですね。 出典:Tom’s blog
新譜も安い!
気を取り直して、ホテルの部屋で、MTV(他の番組は、聞いていてもよくわからないので・・・)を見ていたら、”Thompson Twins”の”Lies”が何度も流れていました。
その後、うとうとと眠りかけていると、”OASIS”みたいだけど、聞いたことのない曲が流れていました。
映像を見ると、紛れもなく”OASIS”です。
新曲(アルバム”Heathen Chemistry”の”Stop Crying Your Heart Out”でした)だったんですね。
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新品価格 |
以前、私が、「洋楽アーティスト: Thompson Twins」で書いた「らしさ」と言うのは、そういうことかもしれません。
初めて聴いた曲でも、この人の歌声、このバンドの音だと判る瞬間、きっとみなさんにもそんな経験があると思います。
勿論、次の日、マニラの”Tower Record”に、”OASIS”の新譜を買いに行きました。
店頭にピストルを持った警備員(警察?)が立っていました。
お目当てのCDを見つけました。
新品なのに、500円でした。
何か得した気になって何枚かCDを買ったことを覚えています。
フィリピンのチャイナタウン
最後に、会社の同僚(中国系フィリピン人)が、マニラのチャイナタウンを案内してくれました。
チャイナタウンと言っても、「横浜」や「神戸」の中華街のように、店舗がひしめきあっているわけではありません。
どこからともなく店の人が、竹で編んだセイロに、いろいろな飲茶を持ってきてくれました。
海鮮の焼売(食材が豪華でした。日本だと値段が気になってしまいます。)や、小龍包など、日本で食べたどの飲茶よりもおいしかったです。
さすが、中国、世界のどこにいてもおいしい中華料理を食べたいので、世界のどこにもチャイナタウンがあるということです。
チャイナタウンではないですが、フィリピンには、中華のファーストフード店があります。
ホテルの近くにあったのでよく利用しました。
結構美味しいですよ。
日本にも、こういう店あればいいのにと思います。
と思っていたら、いつの間にか日本にもできました。
川崎市のラゾーナ川崎店にできた”パンダ エクスプレス”がそれです。
出典:セブ島留学
出典:www.tripadvisor.jp
ところで、フィリピンで現地の人と食事をして気がついたのですが、みんな、「ナイフとフォーク」の代わりに、「スプーンとフォーク」を持っているのです。
これも合理的でいいなと思いました。
天婦羅にどっきり!
一方、翌日、朝食を済ませホテルのプール・サイド(水深が2メートルほどありました)で日光浴をしていると、現地の宿泊に声を掛けられました。
宿泊先のプール 出典:Go Philippines
夫婦で、宿泊しているのだけど、一緒に昼飯でも食べないかと誘われました。
ご主人の運転する車で、レストランに向かいました。
港に船が浮かんでいて、その船にいろいろな国のレストランが入居していました。
「何が食べたい」と聞かれたので、「日本食!」(何もここまで来て和食と思われた方もいると思いますが、もういい加減フィリピンの料理に飽きてきて、無性に和食が食べた方ので・・・)と迷わず応えました。
私は、「天婦羅定食」を頼んだのですが、出てきた料理を見て驚きました。
海老の天婦羅のみ、20尾ほど皿に盛られていました。
しかも、海老の頭から尾まですっぽりと衣に包まれて最初は何の天婦羅か気がつくまで数秒かかりました。
一緒にいたご夫妻にも食べてもらいましたが、残った天婦羅は持ち帰ってホテルでひとりで食べました。
きっと、現在では、日本で食べられるような本格的な「日本料理」の店もだいぶあるのでしょう。