デトロイト美術館展
猛暑の夏も終わり、ようやく秋の気配が感じられる10月になって、上野公園内にある「国立西洋美術館」と「上野の森美術館」のはしごをしてきました。
まず、「上野の森美術館」で開催されている「デトロイト美術館展~大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち~」を見ました。
出典:www.ueno-mori.org
やはり、その目玉は、「フィンセント・ファン・ゴッホ」の『自画像』や、「パブロ・ピカソ」の『読書する女性』でしょう。
私、個人的には、「ピエール・オーギュスト・ルノワール」の『座る浴女』が印象に残りました。
帰りの売店で、この絵の絵葉書を購入しました。
実は、その時、絵葉書を入れる額縁も購入しました。美術館の売店の額縁は、とてもおしゃれなものがありますね。
こうした額縁に、美術館で購入した絵葉書を入れて、部屋に飾ると部屋の雰囲気がガラッと変わります。
時々、中の絵を代えて楽しむのもおすすめです。
(売店で額縁を購入したら、好きな絵葉書を1枚無料でもらえる嬉しいサービスがありました。)
そして、勿論、この展示会の「案内本」も購入しました。実は、私は「案内本」コレクターです。
(”diagostini”の創刊号コレクターとも言われています。)
購入後、改めて読むことはまれで、買うことが楽しみなのです。
ときどき、本棚の背表紙を見ては、満足しています。
(購入したCDのアルバム・ジャケットを並べて、眺めては悦に入っている趣味もあります)
ル・コルビュジエ 前庭の彫刻展
上野の森美術館を出たあとは、「アメ横」周辺で、妻と昼飯を食べ、午後からは、かの有名な建築士「ル・コルビュジエ」が建てた「国立西洋美術館」に向かいました。
もともと、美術館の中までは行く予定ではなかったのですが、世界遺産の建物を見ていると、入口付近の「ロダン」の『考える人』、『カレーの市民』、『地獄の門』が目に留まりました。
出典:Find Travel
静岡県民としては、「オーギュスト・ロダン」のブロンズ像を前に素通りはできないので(理由は後に説明します)、美術館の中にも入ってみることにしました。
「常設展」が素晴らしいという予備知識はありましたが、ここまで充実しているとは正直驚かされました。
やはり、静岡県民としては、「クロード・モネ」の『睡蓮』の前で足が止まりました。
(なぜ、静岡県民は、・・・なのかは後ほど説明します)
私たち夫婦は、美術館を訪れるのが好きで(美術館の売店はもっと好きで、展示の絵よりも食入いるように見ています)、ときどき、いろいろな特別展に足を運ぶのですが、この常設展の客層は、他の美術館の来館者とちょっと違います。
勿論、純粋に絵を鑑賞しに来ている人も多いと思いすが、何か勉強しに来ているようなそんな雰囲気を感じます。
それから、目についたのが、作品の前で、写真を撮っている人が何人かいたことでした。
(「だめよ~」・・・と思いましたが、ここでは、撮影可ということでした)
前庭の彫刻展に足を運ぶと「ル・コルビュジエ」設計の彫刻と庭と建物が一体となったそんな空間がありました。開館当時は、彫刻コーナーは、柱だけを残してオープンエアの状態だったらしいのですが、さすがに、今では、作品への影響を考慮してそれも建物の一部分のみとなっています。
そして、常設展では、「ル・コルビュジエ」氏自身の絵画も展示されていました。
地方の美術館も負けていない
地方から来た者にとって、美術館のはしごが歩いてできるなんて東京はすごいところだなと改めて感じました。
(「伊豆三津シーパラダイス」と「淡島マリンパーク」だって、水族館のはしごをしようと思っても、やはり車でないと厳しいと思います)
しかし、我らの静岡県にも、素晴らしい美術館があります。
まずは、「静岡県立美術館」です。この美術館には、「ロダン館」があります。
(そして、勿論、私の本棚には、「ロダン館」の案内本があります)
出典:静岡県観光
『地獄の門』だってあります。これは、世界で六番目に鋳造されたものです。
(日本では、西洋美術館に次いで2番目になります)
『考える人』だっているし、『カレーの市民』も健在です。
何よりも、ロダンの作品だけを集めた「ロダン館」の規模がすごいです。
広々としたスペースに、ロダン作品が点在し、真横から、上からいろいろな角度から作品を楽しめます。
そして、美術館ではないのですが、「クロード・モネ」の『睡蓮』の実写版が楽しめる場所があります。
「浜名湖ガーデンパーク」です。
ここは、「浜名湖花博」が開催された場所です。
モネがフランス・ジヴェルニーに造った庭をモネ生前当時の姿を模して作られたもので、その名も「美術館の庭」と呼ばれるものです。
出典:浜名湖ガーデンパーク
「花の庭」と「水の庭」の2つのコンセプトから構成され、あの『睡蓮』は、「水の庭」の方にあります。
出典:浜名湖畔の花情報
この公園のもう一つの魅力は、「国際庭園」です。
ヨーロッパ各地の庭の他にも、中国や韓国の庭園が再現されています。
入園も無料で一日過ごせる浜名湖の風光明媚な空間です。
最後に、静岡県の長泉町にある「ベルナール・ビュフェ美術館/ビュフェこども美術館」です。
出典:いつもNAVI
私は、初期の港街の風景を描いた「ビュフェ」の版画が好きで、「こども美術館」も併設されたこの美術館に、子供を連れて何度か訪れたことがあります。
「こども美術館」には、変身コーナーで「ビュフェ」作品の人物になりきったり、「木のボールのプール」で木の感触を全身で感じたりすることができます。
(うちの子供達は、兄2人が、末娘である妹を木のボールのプールに埋めて遊んでいました。)
出典:TravelBook(トラベルブック)
美術鑑賞をプール遊びの後に、併設されているレストランで、「ガレット」を食べました。
以上、展覧会の絵でした。