“Workshy”は、イギリスのバンドですが、セカンド・アルバム以降は日本のレコード会社と契約し、アルバムの供給も日本から行っているため、本国イギリスよりも日本の方が人気が高いかも知れません。
そのため、セカンド・アルバムの”Ocean”をデビュー・アルバムと思っている人も多いと思います。
実際に、初期のベスト・アルバムには、デビュー・アルバムの”The Golden Mile”からは、一曲も収録されていません。
やりたくない仕事はしない”Workshy”
“Workshy”というバンド名は、「仕事嫌い、怠慢」を意味する言葉で、メンバーの「やりたくない仕事はしない」=「好きな仕事しかしない」という思いがあるようです。
「やりたくない仕事はしない」というのは、理想的な考えのように思えますが、実際、生きていく上では、
「やりたくない仕事もしなくてはならない」というのが大半の人の日常だと思います。
“Shy”というのは、一見ネガティブな要素を含んでいるように思えますが、「やりたくない仕事はしない」という積極的な姿勢、信念すら感じさせます。
“Studyshy”「好きな勉強しかしない」、”Eatshy”「美食家」など、いろいろ応用が効きそうです。
“Shy”という言葉に、プライドみたいなものを感じます。
“Workshy”ディスコ・グラフィー
“The Golden Mile”
デビュー・アルバムの”The Golden Mile”です。
デビュー・アルバムにして、この成熟度、”You’re The Summer”の洗練された音に驚きです。
一度聴いた瞬間に、このアルバムのクオリティーの高さを確信しました。
>アルバム”The Golden Mile”に関する記事はこちらから
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“Ocean”
セカンド・アルバムの”Ocean”です。
アルバム・ジャケットが物語っているように、清々しいイメージのアルバムです。
その代表的な曲が、”Fascination”です。
日本でのアルバム・リリースは、どうやらこの路線で行くようです。
“Chrysta Marina Jones”の全てのものを優しく包み込むようなハートフルな歌声に、おしゃれで軽快なベルベット音楽が寄り添うような世界です。
このアルバムを最後に、ギター・リスト”Kevin Damien Kehoe”が、バンドを去ることになり、メンバーは、ボーカルの”Chrysta Marina Jones”とベース・ギターの”Michael John McDermatt”の2人になります。
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“Heaven”
“Heaven”(天国)のアルバム・タイトル通り、天国のような穏やかな音がそこにはあります。
そして、、アルバム・ジャケットの”Workshy”のメンバーのように、リラクッスしながら聴くにはもってこいの曲が揃っています。
曲は、”But Alive”です。
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“Soul Love”
カバー曲集の”Soul Love”です。
日本発の”Workshy”のサウンドが定まってきたところで、ちょっと一服してカバー曲を集めたアルバムです。/br>
このアルバムの収録曲から、”I Say A Little Prayer (邦題:小さな願い)” です。
原曲は、”Burt Bacharach” が作曲し、”Dionne Warwick”が歌ったのが最初です。
“Workshy”の手にかかれば、魔法のように、こんなにおしゃれな音に生まれ変わるのですね。
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“Under The Influence”
ここまでが、”Workshy”の初期作品と言えるでしょう”Under The Influence”です。
表題曲の”Under The Influence”です。/br>
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“The Finest Collection of Workshy”
“Ocean”~”Under The Influence”の作品のベスト版です。
言わば、初期”Workshy”のベスト版です。
レコード会社の関係でしょうか、デビュー・アルバムの”The Golden Mile”からは一曲も収録されていません。
(いい曲たくさんあるのですが・・・)
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“Allure”
ベスト版を挟んで、中期”Workshy”のアルバム”Allure”です。
“Chrysta Marina Jones”のハート・ウォーミングな優しい歌声に、力強さを感じるようになりました。
“Don’t Bring Me Down”です。
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“Clear”
円熟味を増した充実期の作品”Clear”。
デビュー・アルバムの”The Golden Mile”の出来があまりにも良かったため、初期にピークを迎えた感のある”Workshy”でしたが、メンバーが、ボーカルの”Chrysta Marina Jones”とベース・ギターの”Michael John McDermatt”の2人になってからのもう一つのピークとも言えるのがこのアルバム”Clear”です。
舞台も南国のリゾートから、お洒落な夜の都会の街に移ったようなより洗練された曲が聴けます。
また、日本版のみのボーナス・トラックとして、収録されていた”Love Squall”も印象的です。
日本人の嗜好に大変マッチした心憎いばかりの曲です。
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“Mood”
大人の”Mood”:ムードが漂う落ち着いたアルバムです。
アルバム・ジャケットに、ヨーロッパの洒脱な鉄道のプラットフォームが映し出されています。
人が行き交うプラットフォームのように、このアルバム”Mode”では、人々の様々な思いを紡いでいます。
オープニングを飾るのは”Forever”です。
いつまでも、変わらぬ上質な”Workshy”の音楽は”Forever”:永遠のものです。
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“Smile Again”
沈黙を破って久しぶりのアルバム”Smile Again”のリリースです。
デビュー・アルバムでもカバーした”Todd Rundgren”の作品で、”Hello It’s Me”です。
(ちなみにデビュー・アルバム”The Golden Mile”の”Todd Rundgren”カバー曲は、”I Saw the Light”です)
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“Bitter Sweet”
酸いも甘いも噛み分けた”Workshy”の”Bitter Sweet”ほろ苦くも甘いアルバムです。
“Bitter or Sweet”です。
ちなみに、”Bitter or Sweet”、表題曲ではありません。
アルバム・タイトル”Bitter Sweet”は、「ほろ苦くも甘い」という意味ですが、”Bitter or Sweet”となると「苦いのか?甘いのか?」、「信頼できるのか?怪しいのか?」というニュアンスだそうです。
(”Chrysta Marina Jones”本人の弁)
やはり、曲調は日本人好みに合わせても、英国人のシニカルな面は持ち合わせていますね。
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“Wayward”
実に、6年ぶりのアルバムで、アルバム・タイトルの”Wayward”は、「わがまま」、「人の意見を聞かない」、「強情な」という意味です。
流行に左右されることなく、かたくなに自分たちの音楽を追求する姿勢に、まさにピッタリのタイトルです。
しかし、その音楽は、「ひとりよがり」のものではなく、”Workshy”ファンのツボをしっかりおさえた期待を裏切らない出来映えです。
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日本人好みの味付け?
デビュー・アルバムは、絶賛に値します。
その後のアルバムも、心地良い音楽が聴けますが、日本のマーケットを意識しすぎたのか、「日本人好みの音だな~」という印象がします。
デビュー・アルバムの路線でもう少し行っても良かったのではという感じもします。
なにしろ、彼らは、”Workshy”「嫌な仕事はしない」ですから、自分たちの信念を貫いてもらえばいいのです。
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