Who Is “the Who”?
実は、”The Who”を紹介するのは、ちょっとためらいが有りました。
「みなさん。”The Beatles” というバンドを知っていますか?」と言うのは、ちょっと恥ずかしくて誰も言えないですよね。(ナイツの塙宣之だけが許されるセリフです)
それと似た感覚です。
ところが、高校の時に、「”The Who” なんて聴いているのお前と○○ぐらいだ」とクラスメイトに言われたことがあります。
日本ではそんなものなのでしょうか。
ロック界の先駆者
“Who”s Next”は、”The Who”をロック界の先駆者と呼ぶほどの高みへと押し上げたアルバムです。
それまでも、”I Can’t See for Miles”(アルバム”Who Sell Out”に収録)や、”Pinball Wizard”(邦題:ピンボールの魔術師。アルバム”Tommy”(当時ロック・オペラと呼ばれた)に収録)など、いい曲はたくさんありましたが、この”Who’s Next”は、彼らの音楽性を格段に向上させました。
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それは、収録された一曲一曲が物語っています。
“Baba O”Riley”: シンセサイザーのイントロで始まる当時としては大変先駆的な曲でした。
厳かな前奏の後に、”Roger Daltrey”の円熟した歌声が響き渡ります。
曲のエンディングは、バイオリンがトリをしめます。
もう何十年も前に、”The Corrs”のお姉さんが、ロックにバイオリンを持ち込む前に、”The Who”はやっていたんですね。
続いて、”Bargain”です。
サウンドがより重厚になり、曲の完成度も高く、アルバムの全体的なレベルを押し上げている重要な曲です。
そして、”My Wife”。
ベースギター担当の “John Entwistle”が作曲し、ボーカルも彼が担当しています。
このアルバムのMy Favourite Songです。
“Behind Blue Eyes”は、しっとりと聴かせる前半部分と軽快なギターソロの後半部分とメリハリの効いた曲です。
終盤の”Won’t Get Fooled Again”は、再び、シンセサイザーのイントロで始まるメンバー全員の渾身の力を込めた力作です。
このアルバムを聴けば、日本ではいかに「”The Who”が過少評価されている」ことが理解できると思います。
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