迷ったらこの1枚「おすすめのアルバム」は、”Pretenders” です。
アルバムタイトルも、バンド名の”Pretenders”(邦題: 愛しのキッズ)です。
「バンド」の中の「バンド」
“The Pretenders”ほど、この「バンド」という言葉がしっくりくるグループはないでしょう。
奇をてらった楽曲や演奏もなく、ロックの王道、正統派ロックという感じがします。
その中でも、”Brass in Pocket”は、楽曲のすばらしさとボーカルの”Chrissie Hynde”の純粋に歌のうまさとあいまって、多くのファンから愛されている曲だと思います。
“Chrissie Hynde”が歌うと、どんな平凡な曲でも名曲に変える力があるのではないかと思えてきます。
「ギター」の響きが心地よい
表題曲の”Kid”も、最初に聴いた時から、何か懐かしい感じがするそんな名曲です。
“The Pretenders”というのは、つくづく「ギターが中心のバンドなんだな~」と思います。
それは、技工的なギターのソロが、間奏の間に響き渡るというのではなく、程よく曲の中に溶け込んでいるという印象です。
だから、どの曲も聴いていて心地良いのだと思います。
そして、”Stop Your Sobbing”心地良いギターの音色と、切ない”Chrissie Hynde”の歌声が、まだまだ続きます。
純粋に、曲の良さ、歌のうまさ、ギターの演奏で、勝負できるパスタでいうところの「ペペロンチーノ」的(ごまかしの効かない)なバンドだと思います。
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このアルバムの収録曲ではないのですが、”Don’t Get Me Wrong”(アルバム”Get Close” )もいい一品だと思います。
「ペペロンチーノ」よりも、ちょっと濃厚な味となっていますが、素材の良さはお墨付きです(※注:イカすみのスパゲッティーという意味ではありません)。
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Shirley Manson は、Chrissie Hynde の後継者か?
余談ですが、”Garbage”のアルバム”Version 2.0″の収録曲”Special”での紅一点のボーカリスト”Shirley Manson”の声が、”Chrissie Hynde”のそれとダブります。
>アルバム”Version 2.0″に関する記事はこちらから
“Brass In Pocket”で、”Chrissie Hynde”が、”Special”と歌っているのと因果を感じさせます。
いずれにしても、2人ともロック界における”Special”な存在であることは疑いの余地がありません。
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