3人だけでもこの音の厚み
“The Police”と言えば、”Message In A Bottle”(アルバム”Reggatta De Blanc”に収録)に代表されるように、レゲエ・サウンドですが、”Reggatta De Blanc”「白いレガッタ」=「白人によるレゲエ」、ロック・ミュージックとレゲエの融合を謳い文句にしていました。
しかし、改めて、アルバム”Reggatta De Blanc”を聴いて見ると、レゲエの要素を取り入れているところはありますが、それほどレゲエ一辺倒の曲作りをしているわけではないことに気づきます。
>アルバム”Reggatta De Blanc”に関する記事はこちらから
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しかし、アルバム”Synchronicity”では、レゲエ・サウンドからの完全脱皮をした感があります。
レゲエ色ではなく、「ポリス色」で勝負できるようになったのではないかと思います。
また、このバンドのすごいところは、3人編成というところだと思います。
たった3人でも決して音は薄くならず、ライブでも堂々と勝負できています。
レベエ・バンドからの完全脱皮
それでは、アルバム”Synchronicity”を見ていきましょう。
まずは、”Every Breath You Take”、本当にいい曲ですね。
“Sting”がウッド・ベースを弾いていますが、他の楽器もまったく無駄な音がありません。
3人でもこれだけの音が作れることを見事に証明しています。
続いて、”King Of Pain”です。
もう、レゲエとか、ロックとか関係ないですね。
これだけの曲が作れるのならジャンルがどうのこうの言う必要はないでしょう。
自分たちの思う音楽をただひたすら追い求めていけばいいでしょう。
さらに、”Wrapped Around Your Finger”、”Message In A Bottle”で、世界に向けてS.O.S.のメッセージを送っていた(”I’ll Send an SOS to the World”)彼らも、独力でこんな成熟した曲をつくるようになったんですね。
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演奏技術に太鼓判!
確かに、アルバム”Synchronicity”は、”Every Breath You Take”をはじめとする成熟した曲で一皮向けたという印象がありますが、これまでにも、コンスタントにいい曲を作っています。
“De Do Do Do, De Da Da Da”や”Don’t Stand So Close To Me”(ともにアルバム”Zenyatta Mondatta”に収録)などです。
曲の良さは勿論ですが、しっかりとした演奏技術に裏打ちされてこそのことだと思います。
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