ポップ界のキャッツアイか?
コアーズ一家で切り盛りしているバンドです。(言うなればジャクソン5やフィンガー5ののりです。)
そして、家族構成(メンバー構成)は、兄”Jim Corr”: ギター、長女”Sharon Corr”: ヴァイオリン、次女”Caloline Corr”、三女”Andrea Corr”: ボーカル、笛(”Tin Whistle” というらしい)です。
というわけで、三女の”Andrea”がメイン・ボーカルを務めるのですが、長女”SHaron” と次女の”Caloline” がバック・ボーカルとして音を紡ぎ、重なる歌声はうっとりするほどとても耳に心地良いです。
そして、この姉妹は容姿も「淡麗」で、アイルランド出身だけに「グリーンラベル」です。
見た目も、「キャッツアイ」の美人3姉妹(「来生泪(るい)」、「来生瞳(ひとみ)」、「来生愛(あい)」)を彷彿させます。
ただ、容姿だけでなく、楽曲や演奏技術も一級品です。
ケルト文化とモダン・ポップの融合
ケルト文化の香り漂うデビュー・アルバム”Forgiven,Not Forgotten”
そのサウンドは、ケルト文化の香りが漂う牧歌的な雰囲気にヴァイオリンとティンホイッスルの味付けで、ポップに仕上げたという感じの音楽が特徴の”The Corrs”です。
特に初期の”The Corrs”には、”Runaway”(アルバム”Forgiven,Not Forgotten”に収録)に代表されるようにケルト的な要素が強く感じられました。
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楽曲の良さが加わり魅力度アップ!アルバム”Talk on Corners”
2枚目の”Talk on Corners”では、ケルト的な要素に、ヴァイオリンとティン・ホイッスルが効果的に絡み合い、楽曲の良さも加わり、たくさんのキャッチーな曲が並びました。
1曲目の”Only When I Sleep” は、その代表的な曲です。
間奏部分のヴィオリンとティン・ホイッスルが曲の雰囲気を大きく左右しています。
その効果も、不思議とカバー曲にも当てはまります。
3曲目の”Fleetwood Mac”の”Dreams”がそれです。
完全に自分たちの世界へと聴く者を引き込んでいきます。
そして、4曲目の”What Can I Do”で、”The Corrs”の評価を決定付ました。
“Andrea”の甘い歌声が、心に残る曲です。
3人の歌声が重なるサビの部分も美しい一曲です。
6曲目の”So Young”は私が最も愛して止まない曲です。
曲のクオリティの高さ、歌声の美しさ、聴いていてハッピーになるワクワクする曲です。
“The Corrs”の魅力がほとばしっています。
>アルバム”Talk on Corners”に関する記事はこちらから
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エレクトリック・サウンドを加えて厚みを増した”In Blue”
アイリッシュな牧歌的な曲調は、影を潜め、エレクトリックなサウンドを加え、よりパワフルで、よりポップな音楽を志向している”The Corrs”です。
その音楽はより多彩なものに展開され、きっと”The Corrs”の新たな魅力を発見することでしょう。
どんな曲調でも、3姉妹の美しいハーモニーは、余すところなく発揮されています。
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アコースティックなサウンドが復活”Borrowed Heaven”
前作の”In Blue”で、エレクトリックなサウンドを駆使し、よりポップな音楽を志向した”The Corrs”でしたが、間に、アコースティック・ライブのアルバム”Mtv Unpluged”を発表し、自分たちの音楽の魅力を再認識したのか、”Borrowed Heaven”は原点回帰のアルバムとなりました。
原点回帰と言っても、これまでの経験や磨かれたポップ・センスにより、初期の”The Corrs”の単なる焼き直しになることは決してありませんでした。
>アルバム”Borrowed Heaven”に関する記事はこちらから
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10年間の充電期間を経て放たれる閃光”White Light”
前作のアルバムBorrowed Heaven”の発表後、活動を休止し、10年間のブランク状態から、満をじしてのニュー・アルバムの発表です。
アルバム全体から、”The Corrs”のほとばしるエネルギーを感じます。
表題曲の”White Light”を始め、弾けんばかりのキャッチーな曲が目白押しです。
>アルバム”White Light”に関する記事はこちらから
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神秘的で深遠な世界”Jupiter Calling”
10年間の活動休止状態から、活動を再開したのが2015年にリリースされた前作の”White Light”でしたから、再開後の第2弾は、わずか2年間というスパンでリリースされ大方のファンは嬉しい驚きで迎えたことと思います。
アルバム制作期間が短かったのにも関わらず、”Jupiter”古代ローマの主神や、”Solomon”古代イスラエルの魔術王「ソロモン王」を扱った深遠で神秘的なテーマの楽曲となっています。
>アルバム”Jupiter Calling”に関する記事はこちらから
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コンセントをはずして・・・
その後の”The Corrs”のアルバムですが、自作の”In Blue”は、ポップ路線はそのままにという感じですが、エレクトリック的な要素が加わり、これまでの素朴な雰囲気と違い”The Corrs”らしさが薄れてきたという印象がありました。
しかし、さらにその後の”Borrowed Heaven”では、ケルト音楽+ポップ路線の回帰により、”The Corrs”の良さがまた戻ってきてその心配も解消されました。
“The Corrs”らしさが、いっそう感じられるアルバムに、ライブ・アルバムの”Unpluged”(電気のコンセントにつながれていないという意味の「アコースティック」ライブ・アルバムのこと)があります。
ヴァイオリン、ティン・ホイッスルの音色に加えて、民族楽器のような打楽器のピュアな音(そして、”Andre”のティン・ホイッスルの息継ぎの音さへも)が、”The Corrs”のヒット曲を飾ります。
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