洋楽史上、最高レベルの作品群
“Supertramp”なんかどこかの国の大統領みたいなバンド名ですね。
とにかく、大ヒットしたアルバムです。
きっとどこの家にも1枚はある「泳げ!たい焼きくん」(B面は確か、「1本でも人参」)的なアルバムではないでそうしょうか。
大ヒットしたのも頷けます。
2枚看板の “Breakfast in America”、”The Logical Song” に加え、洋楽史上最高レベルの”Goodbye Stranger”、”Take the Long Way Home”、”Just Another Nervous Wreck” が名を連ねているからです。
まずは、”The Logical Song”です。
サビが始まる前から、名曲の予感がする半ば反則技の曲で、最初に聴いた時に、洋楽のスタンダードになると直感しました。
間奏のサックスが、哀愁漂い、たまらなくしびれます。
続いて、”Goodbye Stranger”。
2人のボーカルの掛け合いが見事にはまって、電子ピアノと後半のギターのソロなど楽曲の素晴らしさも際立っています。
そして、表題曲の”Breakfast in America”。
今更、説明の必要のない名曲中の名曲です。
確実に洋楽の歴史に名を刻む一曲でしょう。
こんなにすごい曲(2曲目~4曲目)が、3曲も続きますので、一家に一枚あってもさほど驚く程のことはありません。
さあ、あなたも今、CDラックから、この一枚を取り出して、その感動に再び浸って下さい。
感涙を拭う間もなく、次の波が押し寄せてきます。
“Take The Long Way Home” の登場です。
「美しい。あまりにも美しい。」サビの部分のメロディーラインに思わずトリップしてしまうのではないかと不安が頭の中をよぎります。
油断していると、”Just Another Nervous Wreck” が手ぐすねを引いて待っています。
美しい電子ピアノの音で始まり、徐々に緊張感が高まってきます。
力強いボーカルの後、間奏でその美しいピアノ音に、ギターが絡んできます。
そして、再びクライマックスを迎える頃には、底知れぬほどの深い感動に陥っているのです。
>アルバム”Breakfast in America”に関する記事はこちらから
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洋楽史上、避けて通れない”Crime of the Century”
このように、素晴らしいアルバム “Breakfast in America” ですが、もう1枚決して素通りできないアルバムがあります。
それは、前作の”Crime of the Century”です。
“Breakfast in America” ほど、ポップではありませんがこのアルバムの伏線になったことは確かです。
ちょっとシニカルな部分がありますので、一家に一枚というわけにはいかないでしょう。
(2軒または3軒に1枚の共同所有というところで手をうっておきましょう)
いろいろいい曲はありますが、”School”1曲のみを紹介しておけば、その凄さを証明するには十分過ぎるでしょう。
特にピアノの間奏部分は、凄みさへ感じる美しい旋律と超絶的な技法は、リストの「ラ・カンパネラ」と肩を並べることでしょう。
>アルバム”Crime of the Century”に関する記事はこちらから
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