迷ったらこの1枚「おすすめのアルバム」は、”Parade” です。
恋する媚曲
まさに、名曲のパレードです。
1曲目の”Only When You Leave”で、ロマンティストのあなたは、Knock Outされるはずです(少なくとも、TKOは免れることはできないでしょう)。
続く、”Highly Strung”でふらふらになり、3曲目の”I’ll Fly for You”では、”Spandau Ballet”の世界にいざなわれ、夢心地になっていることでしょう。
最後の、”Round And Round”で、”Spandau Ballet”の世界をぐるぐると駆け回り心地よい気分に支配されているはずです。
恋する魔法にかけられる媚薬いや、媚曲の効果が十分です(※注:あくまでも個人の感想なので、個人差があります。)
この薬には、メロディーラインの美しさもさることながら、ボーカルの”Tony Hadley”の美しい歌声(イタリアのオペラ歌手を連想させる)、サックスの”Steve Norman”の哀愁漂う音色が調合されています。
効き目は抜群です。
ただし、依存症を伴うので注意が必要です。
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前作”True”も名曲揃いのアルバム
“Spandau Ballet”は、当時、「ニューロマンティック系」アーティストという分類で呼ばれ、ヨーロッパの中世の騎士を連想させるようないでたちでした。
そのファッションは、一過性のものであったとしても残された曲の美しさは、時を越えて普遍的なものであると思います。
その伏線は、”Parade”の前作のアルバム”True”にすでに存在しています。
さらに、前作の”Diamond”までは、ファンク色が強かったのですが、この”True”を機に随分と洗練されていったという印象です。
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特筆すべきは、タイトル曲である”True”です。
この曲は、もう洋楽のスタンダードになっていますね。
こんなに完成度の高い曲を作っておきながら、”Parade”でそれに比較しても劣らない曲を次々に披露していったのが驚きです。
“True”だけではありません。
“Gold” 、”Life Line”本当に美しい曲が目白押しです。
まさに、”Spandau Ballet”のきら星の名曲は、「黄金」であり、「生活に欠くことのできない(生命線)」です。
美しさだけではなく、同アルバムに収録されている”Communication”は、ハイ・センスで、カッコいい曲ですね。
斬新で、耳に残るフレーズが印象的な曲です。