【洋楽】おすすめのアーティスト~”Simple Minds”(シンプル・マインズ)

洋楽アーティスト紹介

迷ったらこの1枚「おすすめのアルバム」は、”New Gold Dream” です。

迷いに迷ってこの1枚

実は、次作の”Sparkle in the Rain”と相当迷いました。

>アルバム”Sparkle in the Rain”に関する記事はこちらから

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“New Gold Dream”を選んだのは、”Someone Somewhere (In Summertime)”が収録されているからです。

前作の”Sons And Fascination”までは、実験的なサウンドが色濃く(しかし、その実験では、”70 Cities as Love Brings the Fall”というすばらしい実験結果が記録されています)、また、”Sparkle in the Rain”以降は、シングル曲の”Don’t You (Forget about Me) ?”(映画”The Breakfast Club”サウンド・トラックで使われました)のアメリカのマーケットからの高評価などによって、垢抜けてきた(悪く言うと商業化してきた)感があります。

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そういう訳で、”New Gold Dream”が発表された時代は、”Simple Minds”の最もピュアな、そして、旬な時代だったと思います。

>アルバム”New Gold Dream”に関する記事はこちらから

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美しいだけじゃだめなんですか?

“Someone Somewhere (In Summertime)”は、前奏部分から何かの始まりの予感がします。

サビの部分がとても美しいのです。

前奏が終わっても、”Jim Kerr”は、静かに押し殺すような声で、あの狂おしいばかりの甘美の旋律までの時間を淡々と歌うのです。

「ああ、この瞬間がもうじきくる」わかっていても胸の高鳴りを抑えきれません(水戸黄門の、「印籠」を出す瞬間と同じです)。

そして、その瞬間が訪れると、もう恍惚状態になります。

「ああ、今日も幸せな一日だった」と(果たしてそうであったかはわかりませんが・・・)そんな充足感で満たされます。

ただ、”New Gold Dream”は、”Someone Somewhere (In Summertime)”だけのアルバムでは、けっしてありません。

“Promised You a Miracle”も、”Someone ・・”と双璧をなす、名曲です。

本当に、このアルバムには、”Glittering Prize”をあげたいですね。

そして、次作”Sparkle in the Rain”発表の時、”Jim Kerr”は、こんなことを言ってました。

「僕たちは、”New Gold Dream”では、「美しさ」を手に入れた、今度は、「美しさ」と「力強さ」を同時に手に入れたいんだ」

“Speed of Love to Me”で、その願いはかなうのですが、いろいろなものを手に入れすぎたようなきらいがあります。

“New Gold Dream”時代に声をかけてあげたいです。

「美しいだけじゃ だめなんですか?」

今のままでも十分魅力的です。

力強さと全米No.1をともに手に入れた”Simple Minds”

“Sparkle in the Rain”で力強さを手に入れた”Simple Minds”ですが、このアルバム直後のシングル”Don’t You”でとうとう全英No.1と全米No.1の記録を手にしました。

当初この曲は、”Roxy Music”の”Bryan Ferry”に歌ってもらう予定でしたが、その要請を彼が断ったために、”Simple Minds”の”Jim Kerr”が歌うことになりました。

(”Bryan Ferry”が歌っているところも見てみたいような気がします。)

>”Roxy Music”に関する記事はこちらから

その後発表されたアルバムが、”Once Upon a Time“です。

全米No.1の実績で、自信を深めた彼れのサウンドは、より力強く、曲調も明るさを強めてきました。

ギター・サウンドも重視され、エモーショナルな女性ボーカルも起用されワールド・ワイドの活躍がますます期待されるようになってきました。

>アルバム”Once Upon a Time”に関する記事はこちらから

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“Jim Kerr”の交友関係

それにしても、”Simple Minds”のボーカル”Jim Kerr”の交友関係は、興味深いですね。

友人である”U2″の”Bono”から、プロデューサーの”Steve Lillywhite”を紹介され、”Sparkle in the Rain” を仕上げています。

そう言えば、名曲にして、私の大好きな”Speed Your Love to Me”などは、”U2″の”Larry Mullen Jr”のまるで地雷のようなドラムに通じるものがありますね。

そして、”Jim kerr”は、”The Pretenders”の”Chrissie Hynde”と一時夫婦関係にありました。

ただ、”Simple Minds”と”The Pretenders”とは、音楽的には、あまり接点が感じられません。

(男女の関係なので、そんな接点は必要ないのかもしれませんが・・・)

強いて言えば、2人とも歌がうまいということですね。

>”The Pretenders” に関する記事はこちらから

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