【洋楽】おすすめのアーティスト~”New Order”(ニュー・オーダー)

迷ったらこの1枚「おすすめのアルバム」は、”Low Life“ です。

アルバム・ジャケットはメンバーの顔写真

メンバーのモノクロ写真がアルバムジャケットになっています。

ちなみに、アルバム表面が、ドラマーの”Stephen Morris“です。

残りの3人は、アルバム裏面および中ジャケットに掲載されています。

new order7.jpg

出典:BuzzFeed

左上から、時計回りに、ドラム担当”Stephen Morris“、キーボード担当”Gillian Gilbert“、ボーカル、ギター担当”Bernard Sumner“、ベース担当”Peter Hook“です。

“Joy Division” からの脱却

“New Order”は、前身が、”Joy Division“というバンドで、前衛的なサウンドで、初期のエレクトリックポップ(?)という感じでした。

“Joy Division”時代のヒット曲に、”Love Will Tear Us Apart“があります。

バンドが順調に成功への階段を上る一方で、ボーカリスト(作曲も手掛けていた)”Ian Curtis“が、全米ツアーへの出発を前日に控えた月曜日の早朝に自殺しました。

(その心境を歌にしたのが、かの名曲”Blue Monday“でした。決してサラリーマンが、今日からまた仕事かといった程度の”Blue”ではなかったはずです。)

バンドの核を失った残されたメンバーは、あらたな秩序(”New Order”)を作ることを余儀なくされたのです。

そんなバンドの危機を救ったのが、”Ian Curtis”に代わってボーカルを担当することになった”Bernard Sumner“です。

彼の功績は、単にボーカルを担当することになっただけでなく、ソング・ライターとして”New Order”の道を切り開いたのみならず、後出のバンドに多大なる影響を与えたことにあると思います。

そして、作曲能力は、このアルバム”Low Life”で一層、際立つようになり、数々の名曲を生み出しています。

歴史的名曲の数々

アルバム中のほとんどの曲が名曲です。

1曲目の”Love Vigilantes”: “Bernard Sumner”の鍵盤ハーモニカの奏でるメロディーにより始まる曲です。

“I Want to See My Family.”、”My Wife and Child Waiting for Me.” と、戦場から家族のもとへ帰還する兵士の気持ちを綴った曲です。

とても、美しいメロディーで、”Bernard Sumner”のソング・ライティング力が開花した曲です。

間奏は、相変わらすの”Peter Hook”のまるでリード・ギターのようにリズムを奏でるベース・ギターと、普段はキーボードを担当している”Gillian Gilbert”のギターと”Bernard Sumner”のギターのさながらギター三重奏です。

このアルバム”Low Life”の曲は、どれも間奏が素晴らしいですね。

NEW ORDER – Love Vigilantes from Hallz on Vimeo.

2曲目の”Perfect Kiss”: このアルバムのハイライト曲です。

メロディー・ラインの美しさは言うに及ばず、間奏の見事さは他の追随を許しません。

間奏にこそ、この曲の醍醐味があるのではないかと思います。この部分を核にして、歌詞の部分がつないでいるのではないかと思われるぐらいです。

間奏部分の魅力は多彩なパーカッションが刻むリズムです。

“Bernard Sumner”が叩く「カウ・ベル」に触発されて、私も楽器店へ行って、「カウ・ベル」を購入してしまうほどの出来映えです。

(今でも、「天体望遠鏡」(地球の自転に合わせて星の軌道を追いかける本格的なもの)、「デジタル・パーカッション」と並んで、妻から不要の3種の神器と言われています。)

6曲目の”Sooner Than You think”:”Perfect Kiss”や”Sub-Culture”ほどには注目されてはいませんが、間違いなく名曲です。

間奏部分の幾多のギターのフレーズが、甘美のメロディーを奏でます。

美しいにもほどがあります。

そして、畳み掛けるように、”Sub-Culture(7曲目)”のお出ましです。

のっけから黄金メロディーの炸裂です。

やはり間奏部分が尋常じゃないです。

パーカッションが夢のようなリズムを刻みます。

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黄金期の3部作

詳しいアルバムの紹介は、「アルバム紹介」のカテゴリーを見ていただくにして、ここでは、”New Order”の”Low Life”前後のアルバム等をさっと俯瞰してみたいと思います。

まず、避けて通れないのが、”New Order”の代表作である”Blue Monday”ですが、意外にも、アルバムには収録されていません。

(後の、ベスト・アルバムとも言うべき、”Substance“や”New Order,Singles“あたりに収録されているのみです)

後に、”Blue Monday ’88“(アルバム”The Best Of New Order“に収録)を始めとし、数々のバージョンが発表されています。

“New Order”の存在を世に知らしめた、そして、後出の数多のバンドに計り知れない影響を与えた衝撃的な曲です。

そして、デビュー・アルバムの”Movement“ですが、無理のないことですが、”Joy Division”時代の音をかなり引きずっています。

“New Order”の甘美なメロディーが聴くのには、”Low Life”の前作にあたるアルバム”Power, Corruption & Lies“(邦題:権力の美学)まで、待たなければなりません。

1曲目の”Age of Consent“は、「よくぞここまで吹っ切れた」と思わせるほどの出来映えでした。

見事なNew “New Order”の誕生です。

前奏や間奏のギターの音に自信が感じられます。

“Movement”からガラリと曲調が変わりました。

5曲目の”Your Silent Face“は、これから始まる”New Order”の快進撃の原点とも言える曲だと思います。

あまりにも美しい間奏は、アルバム”Low Life”のどの曲にも負けない魅力があります。

この2曲で、銘盤”Low Life”作成の勢いが付いたと感じます。

New Order – Your Silent Face / Original Audio from Hallz on Vimeo.

アルバム”Low Life”において、不動の地位を築いた”New Order” ですが、次作”Brotherhood“、次々作の”Technique“あたりが黄金期だと思います。

次作”Brotherhood”では、楽曲の美しさにさらに磨きがかかり、このアルバムには、私自身”New Order”の最高傑作であると信じて疑わない”Bizarre Love Triangle“が収録されています。

>アルバム”Brotherhood”に関する記事はこちらから

Brotherhood

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“Brotherhood”に続く”Technique”は、エレクトリック・ポップ全開の作品です。

(ポップというのには、あまりにも軽すぎます。芸術的なほどの曲の仕上がり具合です)

この路線でもう2、3枚いけるんじゃないかと思えるほどの完成度の高い作品群です。

>アルバム”Technique”に関する記事はこちらから

Technique

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エレクトリック・ポップ最高到達点の”Technique”の次作にあたるアルバム”Republic“では、明らかな”New Oreder”の音の変化が見られます。

1曲目の”Regret“は、エレクトリック・サウンドとの訣別を感じさせます。

楽曲の良さは、健在ですので安心して下さい。

そして、アルバム中の”Liar“は、My Favourite Songです。

この曲を聴くために、何度もこのアルバムを引っ張り出しています。

>アルバム”Republic”に関する記事はこちらから

Republic

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ベスト盤のみに収録された逸品

その後の、ベスト盤発表後にのみ収録されている下記3曲も秀逸な作品と言えます。

  • “True Faith”
  • “1963”
  • “Touched by the Hand of God”


New Order – True Faith 投稿者 hushhush112

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ベスト盤と対で発表されたのが、リミックス集である”The Rest of New Order”です。

数々の名曲が、リミックスで生まれ変わっています。

>アルバム”The Rest of New Order”に関する記事はこちらから

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ヘビメタ・バンドに転向?

特に、”Touched by the Hand of God“のPVは、メンバーがヘビメタバンドに扮する姿が笑いを誘います。

しかし、ベースギターの “Peter Hook”は、まるでリードギター奏者ですね。

New Orderのベーシストはリズム担当と言うよりも、完全にメロディー部分を担っています。

ベスト盤発表後の作品

ベスト盤発表後の作品をご紹介します。

前作のスタジオ収録作品、”Republic”から、8年を経由してようやく発表されたのが、”Get Ready“です。

常に時代の一歩先を走り続けた”New Order”にとって、驚くべき「普通のロック」サウンドです。

しかし、そこは、”New Order”のことですから、一見(一聴)すると普通のロックですが、随所に”New Order”らしい楽曲のセンスが光っています。

>アルバム”Get Ready”に関する記事はこちらから

Get Ready

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“Get Ready”に続いて発表されたのが、”Waiting for Sirens’ Call“です。

前作のギター・サウンドをさらに押し進めた”New Order”の新境地です。

重厚なサウンドやレゲエ調の曲まで多彩な音楽が見え隠れしています。

アルバムに先行して発表されたシングル曲”Krafty“では、日本語で歌うバージョンもあります。

>アルバム”Waiting for Sirens’ Call”に関する記事はこちらから

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