迷ったらこの1枚「おすすめのアルバム」は、”Voices” です。
Duoは、2人の声が命
前作のアルバム “X-Static” からのシングル “Wait for Me” の大ヒットで世界的に有名になった”Daryl Hall & Jone Oates”ですが、私は、敢えて、このアルバム”Voices” を推します。
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なぜなら、アルバム・タイトル通り、彼らの歌声”Voices”が最も尊重されているアルバムだと思うからです。
“Hall & Oates”は、デュオです。(最も成功したデュオです。)
デュオというのは2人のハーモニーがとても重要だと思うのです。
そう言う意味では、アルバム”Voices”ほど、2人のハーモニーが前面に出た作品はないでしょう。
“Hall & Oates”は、このアルバム以降も、”Private Eyes”(アルバム・タイトルも”Private Eyes”)、”Maneater”、”One on One”(アルバム”H2O” に収録)、”Out of Touch”(アルバム”Big Mam Boom” に収録)とヒット曲を連発するのですが、”Daryl Hall”のメイン・ボーカルに、”John Oates”が、バック・コーラスのような役割分担となってしまっているきらいがあります。
>アルバム”Private Eyes”に関する記事はこちらから
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素材(歌声)の味がしっかり出ています
さて、話をアルバム”Voices”に戻しましょう。
このアルバムのハイライトですが、やはり、ヒットした “Kiss on My List” でしょう。
文句なしの良質ポップソングです。
そして、”Everytime You Go Away” 。
シンプルな楽曲のため、彼らの歌声が際立っていますね。
2人の掛け合いが見事な聴き応え十分の曲です。
“How Does it Feel To Be Back?” ですが、こちらの曲は、”Jone Oates”がメインのパートを歌っていますが、サビの部分の”Daryl Hall”のハモリぐあいが絶妙です。
これぞ、「デュオ」とも言うべき息の合ったところを見せてくれます。
最後に、”You’ve Lost That Loving Feeling” 。
このアルバムのMy Favourite Songです。
“Jone Oates” の渋い歌声で静かに始まり、”Daryl Hall”につなぎ、サビの部分では、2人の歌声が重なり合い、1人ずつの個性と、2人のハーモニーの「一粒で三度おいしい」作品に仕上がっています。
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ただ、このアルバム以前にも、”Sara Smile”(アルバム”Daryl Hall & Jone Oates”に収録)、”Rich Girl”(アルバム”Bigger than Both of Us” に収録)、”It’s a Laugh”(アルバム”>Along the Red Ledge” に収録)など数々のヒット曲を生み出したのは、彼らの卓越したソング・ライティング力と類まれなる歌唱力のなせる業でしょう。
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これだけ、ヒット曲を飛ばした彼らだからこそ、ベスト版も堂々の4枚組を発売しています。
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“Simply Red” もカバー
ところで、彼らの異色の作品、”I Can’t Go for That”(アルバム”Private Eyes” に収録)ですが、強烈な印象が残るイントロはとても衝撃でした。
この曲が、”Simply Red”の”Sunrise”(アルバム”Home”に収録)に、サンプリング(と言うよりは、ほぼ原曲)として使われていて、”Simply Red”と”Hall & Oates”の組み合わせが何とも意外に感じられました。
しかし、よく考えて見るとどちらも初期の頃はとてもソウルフルだっとなと感じられます。
これまた関係ない話ですが、”Sunrise”のPVは、曲以上に映像は官能的ですね。