迷ったらこの1枚「おすすめのアルバム」は、”Rumours” です。
ブルースバンドからのスタート
“Peter Green”在籍中の、”Fleetwood Mac” (当時、”Peter Green Fleetwood Mac”(「内山田洋とクールファイブ」、「世良公則とツイスト」のように呼ばれた時期がありました))
と、”Stevie Nicks”等が新たに加わった(それまでにメンバーの入れ替えは頻繁にあったのですが・・・) 新生”Fleetwood Mac”とでは、まるで別のバンドではないかと思うぐらいに音楽性には違いがあります。
結成当時のバンドは、「ブルース」バンドでした。
それもそのはず、結成メンバーの”Peter Green”は、”John Mayall”率いる”Bluesbreakers”(歴代のギターリストに、”Eric Clapton” や “Mick Taylor” が名を連ねる)のギターリストとして活躍していました。
その後、紆余曲折はありましたが、大きな転機となったのは、”Stevie Nicks”と”Lindsey Buckigham”(実は、”Buckingham Nicks”という名前で活動していた男女デュオで、当初は、”Lindsey Buckingham”だけがスカウトされる予定でしたが、”Lindsey Buckingham”の提案でセット販売ということになったようです。
本当に、”Stevie Nicks”を巻き込んでおいてよかったですね。
後々の作曲とボーカルを考えたら、はずせない存在ですからね。
2人の加入後は、アルバム”Fleetwood Mac”(邦題は、「ファンタスティック・マック」)で、はっきりしめされた堂々のポップ路線です。
>アルバム”Fleetwood Mac”に関する記事はこちらから
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強力な3トップ
そして、おすすめの”Rumours”です。
“Go Your Own Way”は、ギターを担当している”Lindsey Buckingman” の作品です。
ギターは勿論、ボーカルも担当しています。
楽曲の良さは、数ある作品の中でも群を抜いています。
“The Cramberries”もライブで、この曲を披露しています。
圧巻は、”Dreams”です。
“Stevie Nicks”が作曲し、ボーカルも担当しています。
“Stevie Nicks” のちょっとしゃがれた甘ったるい歌声(”Bangles”の”Susanna Hoffs”を彷彿させます)と、間奏の”Lindsey Buckigham”のギターの優しく美し音色は、極上のポップソングに花を添えます。
2人の加入は、”Fleetwood Mac”の「M&A」戦略の見事な戦果でしたね。
本当にいい買い物でした。
“Fleetwood Mac”の曲は、他のアーティストにも愛されていますね。
この曲も、”The Corrs”が、カバーしていますが、”The Corrs”の美人3姉妹の美しいハーモニーもさることながら、楽曲自体の美しさによるとこが大きいと思います、素晴らしい曲に仕上がっています。
さらに、”You Make Loving Fun” です。
作曲は、”Christine Mcvie”です。
キーボードとボーカルを担当しています。
「私の存在も忘れないで」とばかりに、十分に実力を見せつけています。
この3曲を聴くだけで、強力なシンガーとソングライターを3人も揃えた驚異的なチーム(メッシ、ネイマール、スアレスのバルセロナの3トップばりの・・・)だと実感していただけると思います。
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演奏技術もしっかりしていて、今、聴いていても安心して身を任せられる折り紙つきのバンドです。