迷ったらこの1枚「おすすめのアルバム」は、”Day without Rain” です。
いい音響機器で聴きましょう
“Enya”は、みなさんもご存知の通り、アイルランドのケルト文化の影響を受け、多重録音を駆使したそのサウンドはあまりにも有名です。
しかし、その音がどれだけすごいかということを、私もつい最近まで、過少評価していました。
私は、これまで、”The Beatles”に始まって、30数年洋楽を愛し続けてきた「洋楽マニア」ですが、これまでに、「オーディオ・マニア」だったことはありません。
定年後は、趣味の音楽をいい音響装置で聴きたいと漠然と思っていました。
でも、よく考えてみると、その歳になると耳も遠くなり「いい音」と感じることができる期間も決してそう長くはないと思い、一念発起して、いいステレオ買いました。
CDプレイヤーも、SACD対応のものを購入し、アンプもそれに見合ったものにしました。
この音響環境で聴くと、今までの自分のコレクションが、全く違う音に聴こえてきました。
一番、驚かされたのが、”Enya”です。
他のアーティストの場合は、シンバルンの音やアコースティック・ギターの音が、格段に良くなったなという程度でしたが、”Enya”の場合は、少し大げさに聞こえるかもしれませんが、「魂が揺さぶられる」程の衝撃でした。
心地良い音のシャワーが体を包み込むような、耳で聴くというよりも、体全体で聴くというそんな体験でした。
クリアーな、音響空間を求めるあまり、「My電柱(他の電化製品と電源を分けることによって、ノイズを拾わないピュアな電気を確保できるようです)」を購入するところまではおすすめしませんが、ワンランク上の音響機器で、一度”Enya”を聴いてみることは、とても価値があると思います。
完成度の極み
さて、初期の頃から、かなり完成度の高い曲を作り続けてきた”Enya”ですが、なぜ、ここで、4作目となる “Day Without Rain”を推すかというと、このアルバムで、その音楽性の極みに到達したと思われるからです。
その代表的な、2曲が、”Wild Child” 、”Only Time”です。
“Enya”の音楽的手法と、楽曲の素晴らしさが見事に調和し、珠玉のナンバーとなりました。
>アルバム”A Day Without Rain”に関する記事はこちらから
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精緻な音と多種多様な言語を操る”Amarantine”
前作の”Day without Rain”で、完成度の極みに達した”Enya”ですが、そのクオリティをそのまま保って発表されたのが、アルバム”Amarantine”です。
表題曲の”Amarantine”を始めとし、厳かな音に、多種多様の言語を駆使しながら”Enya”の世界を演出しています。
映像もますます色彩豊かに、”Enya”の世界を見事に演出しています。
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初期の時代にすでに確立された音楽手法
アルバム”Day Without Rain”が、楽曲の素晴らしさと”Enya”の独自の音楽的な手法が見事に融合されているという点では、賞賛に値するアルバムということが言えますが、初期の音楽的な手法が稚拙だったかというとまったくそんなことはありません。
音楽的手法を確立させた”Watermark”
“Enya”の音楽的な手法は、初期の段階ですでに確立されていましたし、その完成度も現代のものと比べてもそれほど遜色のないものとなっていました。
アルバム”Watermark”を実際に聴いてみれば、そのことは証明済であることを実感していただけることでしょう。
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不動の人気と絶大の支持を集めた”Shepherd Moons”
“Enya”の音楽的な手法は、”Watermark”ですでに確立され、”Orinoco Flow (Sail Away)”で圧倒的な支持を集めました。
そして、この”Shepherd Moons”の”Caribbean Blue”、”Book Of Days”の2大ヒット曲で、人気を不動のものとするのです。
教会音楽を思わせる神聖な調べと、崇高な歌詞が、聴衆をますます魅了することになるのです。
>アルバム”Shepherd Moons”に関する記事はこちらから
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“On My Way Home”で確かな道筋をつけた”Memory of Trees”
このアルバムのシングル曲”On My Way Home”で、さらなる楽曲品質の向上が見られ、独自の音楽的な手法で創り出された”Enya”の世界はますます魅力的になっていきます。
次作の最高傑作”Day Without Rain”への確かな道筋をつけたのが、この”Memory of Trees”です。
>アルバム”Memory of Trees”に関する記事はこちらから
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単なるヒーリング・ミュージックではない
しかし、”Enya”というのは、すごい存在ですね。
このジャンル(「どのジャンルかよ」とツッコミが入りそうです)は、”Enya”以外にはいないし、唯一無二の存在ですね。
ヒーリング・ミュージックと呼ぶ人がいるかもしれませんが、いくら健康に良いと言われても、美味しくなければ魅力的な料理とは言えないように、癒されると言われても、曲がこれだけ美しくなければ、それほど心が揺さぶられることもないでしょう。