迷ったらこの1枚「おすすめのアルバム」は、”Edens Edge” です。
と言っても、別に迷う必要もなく、リード・ボーカルの”Hannah Blaylock”(ハナー・ブレイロック)がバンドを脱退したため、結成メンバーが揃った唯一のアルバムが、このセルフ・タイトルの”Edens Edge”だからです。
“Edens Edge”は、アメリカのカントリー・ミュージックのバンドですが、メロディー・ラインの美しさ、ハーモニーの美しさは、カントリー・ファンだけでなく多くの音楽ファンを魅了することでしょう。
また、”Edens Edge”の曲を聴けば、カントリー・ミュージックのイメージも塗り替えることになるでしょう。
カントリー・ミュージックの世界には、我々ロック・ファンがまだ知らない、魅力的なアーティストがたくさんいることに気づかせてくれるバンドであると思います。
これは、本当に余談ですが、マンドリンやバンジョーを担当しているメンバーの”Cherrill Green”(チェリル・グリーン)は、超美人ですね。
あまりの美しさにみなさんが音楽に集中できないのではないかと心配になります。
(私だけかも知れませんが・・・)
アルバム”Edens Edge”の紹介
曲目リスト
- Amen
- Swingin’ Door
- Skinny Dippin’
- Too Good To Be True
- Last Supper
- Feels So Real
- Who Am I Drinking Tonight
- Liar
- Cherry Pie
- Christ Alone
美しいのは、”Cherrill Green”(チェリル・グリーン)だけじゃない!
1曲目の”Amen”:
この曲が、彼らのデビュー・シングルで、2枚目のシングル・カットとなった”Too Good To Be True”と合わせて、2曲のシングル曲を残すことにとどまりました。
ただ、この曲を聴いただけで、リード・ボーカルの”Hannah Blaylock”の歌声がとても美しく心地よいもであることに気がつくことでしょう。
また、もうひとつのシングル曲”Too Good To Be True”と併せて聴けば、ロック・ファンが抱いていたカントリー・ミュージックのイメージが変わるのではないでしょうか。
ロックやカントリーあるいは、ジャズなどの音楽のジャンルの垣根がどんどんなくなっているという印象をもつことだと思います。
2曲目の”Swingin’ Door”:
シングル曲でなくても、楽曲のクオリティはとても高いと感じられます。
アルバム中のどの楽曲もとてもていねいに作り込まれたという印象があります。
この曲”Swingin’ Door”は、”Hannah Blaylock”は、シングル曲2曲に比べて、カントリー・ミュージックのシンガーのような歌い方をしています。
あの美貌のカントリー・シンガー”Sunny Sweeney”(サニー・スウィーニー)の歌い方を思い出します。
ただ、このカントリー調の曲の前半部分から、サビの部分になると、”Hannah Blaylock”の熱の入った伸びやかな歌声が聴けます。
“Cherrill Green”(チェリル・グリーン)との美しいハーモニーも聴きどころです。
3曲目の”Skinny Dippin'”:
やはりこの曲も楽曲がすばらしくシングル曲になりうるポテンシャルをもっています。
“Edens Edge”と言えば、”Amen”か”Too Good To Be True”だけと思っていたら、すごくもったいないと思います。
この曲のメロディー・ラインは特にすばらしく、知らないうちに頭の中でメロディーを反すうしています。
4曲目の”Too Good To Be True”:
2枚目のシングル曲であり、最後のシングル曲となってしまった”Too Good To Be True”は、アコースティックの楽曲が爽やかな”Amen”に比べてよりロック・テイストの濃い曲です。
ボーカルのHannah Blaylock”の歌声にも力強さを感じます。
5曲目の”Last Supper”:
2枚のシングル曲を聴いてもわかることですが、”Hannah Blaylock”の歌声は美しいし、歌もうまいと思いましたが、この曲”Last Supper”の歌声は圧巻で、圧倒的な歌唱力、声量を感じずにはいられません。
カントリー・ミュージックなどのジャンルを超えた素晴らしい歌声です。
6曲目の”Feels So Real”:
穏やかでしっとりとした曲調でも、”Hannah Blaylock”の透きとおるような伸びやかな歌声はどうしたって耳に残ります。
何度も聴きたくなるぐらい心地良い響きです。
そして、サビの部分の情熱的な盛り上がりから、再び、美しいコーラスで静かに幕を閉じる構成は見事です。
7曲目の”Who Am I Drinking Tonight”:
この曲は、アルバムの中でもっともカントリー・ミュージックらしい曲だと思います。
アルバム”Come On Over”あたりの “Shania Twain(シャナイア・トゥエイン)”の曲の雰囲気を感じます。
(アルバム”Up!”あたりだと、彼女をカントリー・ミュージックのシンガーだと思うひとは少ないのではないでしょうか。)
>”Shania Twainに関する記事はこちらから
それから、この曲のタイトル、カントリー・ミュージックでよく目にする言い回しですね。
9曲目の”Cherry Pie”:
曲名の”Cherry Pie”は、アメリカの国民的なスイーツなんでしょうね。
“Madonna”(マドンナ)のアルバム”Music”でも、”American Pie”という曲が収録されていましたが、きっと”Cherry Pie”なんでしょうね。
この曲も、郷愁たっぷりに歌われていましたね。
「ママの作ったチェリー・パイは最高!」と言った感じなのでしょうか。
最期の晩餐となってしまった美しい曲の数々
アルバムの一曲めが、”Amen”で、最後の曲が、”Christ Alone”で、キリスト教が色濃く反映されているようなタイトルが目につきます。
そして、曲の中盤に、”Last Supper”「最期の晩餐」とくれば、”Liar”などは、キリストを裏切った弟子のユダのことでも歌っているのかと勘ぐってしまいます。
そういえば、バンド名の”Edens Edge”も、当然、旧約聖書に出てくる「アダムとイブ」の「エデンの園」からとったものでしょう。
ただ、キリスト教の由来を知らなくても、十分に楽しめるバンドであることは間違いないでしょう。
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