迷ったらこの1枚「おすすめのアルバム」は、”Heads Are Rolling” です。
ちょっとマニアックなバンド?
6枚目にして、私の知る限り最後のアルバムです。
こんなに、いい曲がたくさん入っているのに、なぜ、それほど売れなかったのでしょうか?
確かに、このバンドは、万人受けするバンドではないでしょう。
“New York Times”(5作目の”The Day The Earth Caught Fire”に収録されています)のような、誰が聴いても美しいと思える曲もあります。
>アルバム”The Day The Earth Caught Fire”に関する記事はこちらから
![]() |
新品価格 |
しかし、デビュー・アルバムの”City Boy”(セルフ・タイトル)は、淡くて柔らかな美しい旋律がアルバムの大半を占めていましたが、ブリティッシュ・ロック特有のシニカルな側面は既に芽生えていました。
![]() |
新品価格 |
私の好きな”She’s Got Style” (3作目の”Young Men Gone West” 収録曲)や、”What a Night”(4作目の”Book Early” 収録曲)などは、ちょっとマニアックな曲なのかもしれません。
“10cc” の”The Original Soundtrack”の”One Night in Paris”の3部作のあの音に近いです。
(余談ですが、”One Night in Paris” の後には、あの名曲”I’m Not in Love”が続くわけですが、単なる順番ではなく、あの”I’m Not in Love”は、”One Night in Paris”の、”May’be your Last!”「パリの一夜は、多分あなたの最後となる!」と言い切った後、その余韻を残して、静かにつながっていくからこそ、美しいのでしょう。
昔のアルバムは、単に曲を並べたものではなく、曲の配置に特別な意味をもったものが多かったと思います。)
>アルバム”Young Men Gone West”に関する記事はこちらから
![]() |
Young Men Gone West / Book Early: Expanded Edition 新品価格 |
![]() |
新品価格 |
>アルバム”The Original Soundtrack”に関する記事はこちらから
![]() |
新品価格 |
上質なポップ・ソングの玉手箱
ただ、アルバム”Heads Are Rolling”は、”City Boy”をよく知らない人でも、十分楽しめる上質なポップソングが詰まっています。
表題曲の”Heads Are Rolling”なんかも結構イカしています。
前奏と間奏のギターのフレーズが印象的で、思わず口ずさみたくなる曲です。
“Change in the Weather” 、”Domino”もとてもキャッチーな曲で、メロディーが自然と頭の中を駆け巡ります。
後半の”Bloody Sunday” 、”The Sound of the Bell”も堂々のポップソングです。
以上のように、このアルバムは、聴き応え十分のお腹いっぱいになるアルバムです。
>アルバム”Heads Are Rolling”に関する記事はこちらから
![]() |
新品価格 |
洋楽上級者はぜひ挑戦を
アルバム”Heads Are Rolling”で、十分”City Boy”のサウンドに馴染んでいただいたら、次は、是非、”Dinner at the Ritz”(2作目のアルバム”Dinner at the Ritz”の表題曲)などの力作にも、チャレンジしていただきたいです。
(お腹いっぱいというよりも、いい食事だったねと、食後の満足感が得られるメニューです)
サウンド的には、”10cc”の”Rock’n’Roll Lullaby” (アルバム”How Dare You”の収録曲)のイメージです。
やはり、好き嫌いがはっきり分かれそうですね。
>アルバム”Dinner at the Ritz”に関する記事はこちらから
![]() |
新品価格 |
![]() |
新品価格 |