最も成功したガールズ・バンド
迷ったらこの1枚「おすすめのアルバム」は、”Different Light” (邦題:「シルヴァー・スクリーンの妖精」)です。
「最も成功したガールズ・バンド」と言われる通り、ヒット曲を量産しました。
「プリンス」が作品を提供した”Manic Monday”と、傑作バラードの”Eternal Flame”が、彼女たちの代表的な曲です。
やはり、成功するだけの理由があります。きらびやかな外見だけではなく、楽曲の良さと演奏技術は、他のガールズ・バンドとは一線を画します。
小悪魔の歌声”Susanna Hoffs”に悩殺
今回は、”Bangles”の人気を決定付けた曲”Manic Monday”が収録されている”Different Light” (邦題:「シルヴァー・スクリーンの妖精」)にスポットを当ててみたいと思います。
1曲目の”Manic Monday”:一度聴いたら忘れることのできない前奏です。
この前奏部分で、もう勝負ありです。秒殺です。これは、名曲だと観念しました。
ボーカルの”Susanna Hoffs”の甘ったるくて、ちょっと小生意気な(あくまでも個人の感想です)感じの歌声に、世の男性は弱いと思います。
4曲目の”Walk Like An Egyptian”:こちらも大ヒットした曲で、一時、”MTV”で何度もながれていました。
独特の踊りは、「古代エジプト人でも、あんな歩き方をしないだろう」とツッコミを入れるのもはばかれるほど、強烈な刷り込みを受けました。
この歩き方に触発されて、街を練り歩いた人は、職務質問を受けたことに疑いの余地はありません。
“Susanna Hoffs”以外のメンバーが代わる代わるボーカルを担当しているところも興味深いです。
7曲目の”If She Knew What She Wants”:”Susanna Hoffs”のメイン・ボーカルと、バック・コーラスの歌声のそれぞれの魅力がいかんなく発揮された隠れた名曲です。
ギターの憂いを帯びた響きが、曲の美しさを盛り立てています。
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サイモン&ガーファンクルの曲をカバー
そして、もう一つ忘れてならないのは、永遠の名曲”Eternal Flame”です。
よく聴いてみると音は、ものすごくシンプルです。
本当によい曲というのは、いろいろな音で飾る必要がないのでしょうね。
“Susanna Hoffs”の独特の歌声は魅力的ですが、後半部分になると、他のメンバーが歌うのですが、とても綺麗な歌声で、普遍的な美しさを感じます。
“Eternal Flame”は、”Bangles”3作目の解散前の最後のアルバム”Everything”に収録されています。
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“Manic Monday”と”Eternal Flame”の2大ヒットで、十分成功したバンドと言えるでしょうが、”In Your Room”やBe with You”など、まだまだ魅力的な曲はたくさんあります。
“Simon & Garfunkel”のカバーの”Hazy Shade of Winter”(邦題:「冬の散歩道」)も注目曲です。
原曲よりもロック色が強くなっていながらも、女性コーラスならではの美しいハーモニーが、新しい息吹を吹き込んでいます。