【洋楽】おすすめのアルバム”Ultra” : “Depeche Mode”(ディペッシュ・モード)

Depeche Mode(ディペッシュ・モード)の9作目のアルバムです。

何が”Ultra”かと言うと、このアルバムからリリースされたシングル2曲”Home”と”Useless”のクオリティーの高さが、”Ultra”級です。

嬉しいことに、この2曲を両A面としたシングル版(それぞれのリミックスも含め全8曲が収録されています。)も出ています。

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シンセサイザーを敢えて使わずに、ギターやドラムスなどのロック・ミュージックの基本となる楽器でも、十分に”Depeche Mode”の音楽観は表現されています。

<曲目リスト>

  1. Barrel of a Gun
  2. The Love Thieves
  3. Home
  4. It’s No Good
  5. Uselink
  6. Useless
  7. Sister of Night
  8. Jazz Thieves
  9. Freestate
  10. The Bottom Line
  11. Insight
  12. Junior Painkiller

“Depeche Mode”後期の傑作曲が収録

1曲目の”Barrel of a Gun”: 「シンセサイザーを駆使しているバンド」などという表現は、もはや、”Depeche Mode”だけのものではないでしょう。

それだけ、エレクトリックな演奏技法は現代の音楽に浸透してきています。

しかし、”Depeche Mode”は、ギター、ドラム等従来の楽器を今まで以上に多様してきています。

この曲”Barrel of a Gun”も、ギターの執拗なうねりがかき鳴らされています。

ドラムの音も、シングル曲の”Useless”にも言えることですが、非常に力強いリズムを刻んでいます。

(初期の頃のリズム・マシンのような無機的な音ではありません)

それでいながら、一聴して、”Depeche Mode”の音楽とわかる彼ら独自の音を展開しています。

それだけ、”Depeche Mode”の音楽観が確立してきているのでしょう。

2曲目の”The Love Thieves”: 前奏のパーカッション群の多様な音のリズムの刻み方や、他のアーティストならギターで表現するところをシンセサイザーで奏でる音の表現が、従来の”Depeche Mode”らしさを感じさせます。

逆に、曲の後半部分のギターのソロは、敢えて、シンセサイザーを使わない試みが新鮮です。

3曲目の”Home”: 傑作中の傑作です。

前々作アルバムの”Violator”にも出色の作品が多く収録されていましたが、この”Violator”の一連の曲の流れを組みながらも、この作品”Home”の出来映えは別次元です。

曲全体の楽曲の素晴らしさは、言うまでもなく、後半部分のストリングの編成は、身震いするほどの美しさです。

ストリングに混じって、ギターの力強いフレーズは、この”Ultra”の特徴的なサウンドです。

“Depeche Mode”の後期の最高傑作となる曲でしょう。

“Home”リミックス・バージョンの”Grantby Mix”も結構いかしています。

“Oasis”の”Wonderwall”のあの重厚なチェロのような音が施されています。

4曲目の”It’s No Good”: うねるようなベース・ギター(”Martin Gore”が、キー・ボードで奏でていますが)とドライブのかかったパーカッションが躍動感たっぷりです。

しかし、PVに映し出された”Dave Gahan”の表情がメイクが施されているとはいえ病的です。(特に目の周りが尋常ではありません)

長年の薬物中毒からの影響か自殺未遂を引き起こすことになったのと無関係とは思えません。

6曲目の”Useless”: 傑作中の傑作が、一つのアルバムに2曲もあっていいのかと思えるほどです。

重厚なギターの音が冴え渡っています。

これほど、強烈なギター・ワークを見せた曲が、かつて”Depeche Mode”の作品にあったでしょうか。

間奏のギターのソロは、”Martin Gore”がさらに印象的なプレーを見せてくれます。

ベース・ギターとドラムの絡みも実にいい味を出しています。

こちらも、リミックス”CJ Bolland Ultrasonar Mix”があります。

アルバム・オリジナル版よりも、パーカッションのスパイスが効いていて、テンポもやや軽快で速めです。

9曲目の”Freestate”: テンポこそ違いますが、ギターの使い方など前々作のアルバム”Violator”に収録されていた”Personal Jesus”に通じるものがあります。

曲のエンディング部分のギターなどは、哀愁をおびたメロディーです。

11曲目の”Insight”: “Depeche Mode”は、時に、”A Question of Lust”や”Sometimes”(いずれもアルバム”Black Celebration”)など、とても美しい楽曲を提供してくれました。

この曲”Insight”も、”Dave Gahan”をメイン・ボーカルに、”Martin Gore”との美しいハーモニーを聴かせてくれます。

強烈なリズムとともに、この美しいメロディー・ラインも”Depeche Mode”の魅力の一つでしょう。

エレクトリック技法を封印しても成り立つ”Depeche Mode”ワールド

“Violator”以後、ますます、ギター、ドラムのロック本来の楽器を多用するようになった”Depeche Mode”ですが、”Depeche Mode”らしさがうすれていったかというと、決してそんなことはありません。

“Personal Jesus”のあのギターの音を最初に聴いたときは、さすがに驚かされましたが、”Depeche Mode”のコアの部分は、少しもブレていないという感じがします。

それが、長きに渡って多くのファンに支持されている理由の一つだと思います。

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