【洋楽】おすすめアルバム~”The Works” : “Queen”(クイーン)

洋楽アルバム紹介

話題の”Queen”の映画”Bohemian Rhapsody(ボヘミアン・ラプソディ)”のラスト・シーンで、ライブ・エイドで演奏された4曲のうち、2曲(”Radio GA GA”と”Hummer to Falll”)がこのアルバム”The Works”に収録されています。

そして、このアルバムに収録されている、”Radio GA GA”、”It’s A Hard Life”、”I Wnat to Break Free”、”Hammer to Fall”は、数ある”Queen”の名曲の中でも珠玉の作品です。

さらに、驚くことに、この4曲が、それぞれ別のライターによって作られているということです。

曲目リスト

  1. Radio GA GA
  2. Tear It Up
  3. It’s a Hard Life
  4. Man on the Prowl
  5. Machines
  6. I Want to Break Free
  7. Keep Passing the Open Windows
  8. Hammer to Fall
  9. Is This the World We Created…?

メンバー全員が偉大な作曲家!

1曲目の”Radio GA GA”:

偉大な楽曲の1曲めは、ドラマーの”Roger Taylor”の作品です。

Queen Roger Taylor.jpg

 出典: Queen Info Database – Fandom

かつて、新しい音楽との出会いは、つねにラジオからでした。

“The Buggles”の”Video Killed The Radio Star”によって、一旦は死亡宣告を受けたラジオですが、”Radio, Someone Still Loves You” ラジオは今でも健在です。

映画”Bohemian Rhapsody(ボヘミアン・ラプソディ)と同じ時期に、”Lady Gaga”「レディー・ガガ」主演の”A Star Is Born”(アリー/スター誕生)が上映されましたが、この曲の題名をヒントに”Lady Gaga”「レディー・ガガ」と命名したことを考えると感慨深いものがあります。

>映画”A Star Is Born”(アリー/スター誕生)”に関する記事はこちらから

3曲目の”It’s a Hard Life”:

偉大な楽曲の2曲めは、ボーカルの”Freddie Mercury”の作品です。

Queen Freddie Mercury.jpg

 出典: アマゾン

“Killer Queen”や”Bohemian Rhapsody”にも通じるものがありますが、洋楽の範疇におさまりきれない規格外の”Freddie Mercury”にしか作れない楽曲です。

出だしの仰々しい曲調もサビの後に続く、ギターの重々しいフレーズも”Queen”の荘厳な世界では決して嫌味には感じられません。

それにしても、サビの後のギターのフレーズは、”Oasis”の”Stand by Me”と重なります。

“Oasis”と”Queen”は、音楽スタイルからも、あまり重なり合うことがないように思えますが、彼らも、”Queen”に十分触発されてきたのではないでしょうか。

6曲目の”I Want to Break Free”:

偉大な楽曲の3曲めは、ベーシストの”John Deacon”の作品です。

Queen John Deacon.jpg

 出典:Discogs

“I Want to Break Free” 邦題は、「自由への旅立ち」でしたが、PVの彼らの女装は、まさに、性的表現の自由への旅立ちでした。

そのため、比較的性的表現には寛容と思えるアメリカのメディアからもそっぼを向かれました。

しかし、楽曲の方は、いたってロックの王道ともいえる真っ向勝負の会心作です。

“John Deacon”、”Another One Bites the Dust”など、渋めの良い曲を作りますね。

彼の作品が、”Queen”のファン層の拡大に一役買っていると思います。

8曲目の”Hammer to Fall”:

偉大な楽曲の4曲めは、ギターリストの”Brian May”の作品です。

Queen Brian May.jpg

 出典: Fanpop

アルバム”A Night at the Opera(オペラ座の夜)”に収録されていた”39″のような、ノスタルジックな曲を作ったと思えば、この”Hammer to Fall”のような熱いハード・ロックも作るなど、科学者のようなクールな物腰の”Brian May”ですが、ハートはかなり熱いロックンローラーです。

ライブ・エイドのパフォーマンスは、かなりヒート・アップしていたように思えます。

ライブでとても映える楽曲です。

偉大なるチーム・ワーク

それぞれ異なるライターが書いた曲ですが、歌っているのはすべて”Freddie Mercury”です。

“Queen”のボーカルですから、当然のことのように思えますが、当初は、作曲したひとがリード・ボーカルを担うこともありました。

“The Beatles”の楽曲が、名義が”Lennon-mccartney”となっているのに、「明らかにこれは、”John Lennon”の作品だ」「”Paul mccartney”の作品だ」とわかるのとは対象的です。

誰が作っても、”Queen”の作品になっています。

そして、ボーカルの”Freddie Mercury”が、誰の作品でも、その楽曲の良さを最大限に発揮していますし、他のメンバーの演奏もしかりです。

映画”Bohemian Rhapsody(ボヘミアン・ラプソディ)でも、メンバーが言っていた「バンドは家族」というチーム・ワークの良さのなせる業でしょう。

>”Queen”に関する記事はこちらから

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