【洋楽】おすすめのアルバム”Rumours” : “Fleetwood Mac”(フリートウッド・マック)

洋楽アルバム紹介

“Fleetwood Mac”の”Stevie Nicks”と”Lindsey Buckigham”加入後の2作目のアルバムです。

前作のセルフ・タイトル”Fleetwood Mac”で、ポップ路線に大きく舵を切り替えた結果、多くの音楽ファンの支持を集めました。

本作の”Rumours”は、前作のポップ路線を踏襲し、今回もまた、バンド内の3人のソング・ライターが、それぞれの持ち味を発揮し、多くの魅力的な曲を残してくれました。

前作のアルバム””Fleetwood Mac”も、充実した内容でしたが、本作の”Rumours”の個々の楽曲の出来は恐ろしいほどの仕上がり具合で、このアルバムから何曲も洋楽のスタンダードが生まれたように思います。

<曲目リスト>

  1. Second Hand News
  2. Dreams
  3. Never Going Back Again
  4. Don’t Stop
  5. Go Your Own Way
  6. Songbird
  7. The Chain
  8. You Make Loving Fun
  9. I Don’t Want To Know
  10. Oh Daddy
  11. Gold Dust Woman

前作をはるかに凌ぐ楽曲の出来具合い

1曲目の”Second Hand News”: まずは、”Lindsey Buckigham”の曲から、ボーカルも彼が務めています。

キャッチーなメロディーののせて、彼の高音のさわやかな歌声が心地良い一曲です。

“Stevie Nicks” がバック・コーラスでサポートしています。

“Second Hand”「中古の」という意味ですが、我々の世代は、”Used Car”中古車のことを、「セコハン」などと呼んでいましたが、今の若い人にはまったくわからないでしょう。

2曲目の”Dreams”: 次は、”Stevie Nicks”の作品で、ボーカルも彼女が担当しています。

ちょっとしゃがれた甘ったるい歌声が極上のメロディーとの親和性もばっちりです。

いろいろなアーティストがカバーしている楽曲自体が大変魅力的な曲です。

“FleetWood Mac”の各楽器のプレーヤーの演奏技術が高く、安定しているので、楽曲の素晴らしさが本当に浮き出てきますね。

3曲目の”Never Going Back Again”: “Lindsey Buckigham”のアコースティック・ギターの弾き語りの曲です。

彼の歌声もさることながら、ギターの音色も十分に味わってほしいものです。

4曲目の”Don’t Stop”: “Christine Mcvie”の作品ですが、ボーカルは、”Lindsey Buckigham”と”Christine Mcvie”が、交互に務めています。

前作のアルバム”Fleetwood Mac”で、ソング・ライティングの面で、大変な活躍ぶりの”Christine Mcvie”でしたが、本作のアルバムでも奮闘しています。

“Stevie Nicks”よりも歌声は低音で、大人の女性の魅力がたっぷりですね。

5曲目の”Go Your Own Way”: “Lindsey Buckigham”の作品で、これまた素晴らしい楽曲です。

“The Cranberries”が、ライブでも演奏していました。

>”The Cranberries”に関する記事はこちらから

6曲目の”Songbird”: “Christine Mcvie”のピアノの弾き語りの曲です。

本当に多才です。

“Fleetwood Mac”の個々のメンバーが、リサイタルを開けるのではないかと思えるほどです。

8曲目の”You Make Loving Fun”: これで決まりです。

今回も、”Christine Mcvie”のMVPは決定です。

曲が良すぎます。

それにしても、”Stevie Nicks”がタンバリンを叩いているだけなんて贅沢すぎます。

11曲目の”Gold Dust Woman”: “Stevie Nicks”の作品で、ボーカルも彼女が担当しています。

歌詞中の、”silver spoon”は、富の象徴です。

“Born with a Silver Spoon in One’s Mouth”「銀のスプーンを口にくわえて生まれた」→「何不自由ないような金持ちの家に生まれた」という意味の慣用句となります。

素材の良さをイカした匠の技

“Fleetwood Mac”の魅力はまず、楽曲の良さです。

ある程度音楽市場で評価されているバンドには、優れたソング・ライターがいるものですが、”Fleetwood Mac”の場合には、それが3人もいます。

しかも、誰かが主で、他は補助的なものではなく、他のバンドであれば、1人で全曲書けるほどの実力の持ち主です。

曲がいいので、それだけでかなりのアドバンテージです。

お菓子や料理に例えるならば、良い食材が手に入るということです。

それを、熟練の演奏家が、奏でるのですから良い音楽に仕上がるのは至極当然です。

高級食材を使って一流のシェフやパティシエが調理するようなものです。

なので、我々リスナーは、安心してその音楽を堪能することができるのです。

>”Fleetwood Mac”に関する記事はこちらから

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