“Sara Evnas”4作目のアルバムで、前作のアルバム”Born to Fly”でロック・ミュージック路線へ大きな舵をきりましたが、本作”Restless”でも同様の傾向がうかがえます。
本作”Restless”は、ストリングスの起用が効果的で、美しい楽曲が多くあり、”Restless”のアルバム・タイトルとは裏腹に、心休まるアルバムとなっています。
曲目リスト
- Rockin’ Horse
- Backseat of a Greyhound Bus
- Restless
- Niagara
- Perfect
- Need to Be Next to You
- To Be Happy
- Tonight
- Otis Redding
- Feel It Comin’ On
- I Give In
- Big Cry
- Suds in the Bucket
ストリングスの音色が”Restful”
1曲目の”Rockin’ Horse”:
アルバム中、もっともカントリー・ミュージック色の強い曲です。
バイオリンがカントリー・ミュージックらしい使われ方をしています。
しかし、アルバムの次の曲以降は、うっとりするほど美しいバイオリンの演奏が聴けます。
2曲目の”Backseat of a Greyhound Bus”:
お約束通り、ストリングスの旋律が素晴らしい作品です。
後半のストリングス・サウンド全開にいたる導入部分も十分に美しいので、そこの部分も存分に楽しんでください。
美しい楽曲と美しい歌声の余韻にしばらく酔いしれることができるはずです。
3曲目の”Restless”:
表題曲の”Restless”は、 アイルランドの伝統の曲を思い浮かんできそうな曲です。
ちょうど、 アイルランド出身のバンド”The Corrs”が初期の段階にみせたあの音です。
“The Corrs”と言えば、長女の”Sharon Corr”が弾くバイオリンですね。
この曲にも、曲の後半で効果的に使われています。
4曲目の”Niagra”:
ピアノのゆったりとした前奏から、徐々に盛り上げりをみせ、まさに「ナイアガラ」のような壮大な拡がりをもった曲です。
その壮大さを演出しているのは”Sara Evans”の歌唱力と、やはりここでもストリングスの音です。
5曲目の”Perfect”:
前奏から、キレのあるギターのフレーズがさく裂しています。
本アルバムで、もっともキャッチーな曲です。
ときおりチラチラと聞こえてくるキーボードが”The Beatles”の”Don’t Let Me Down”時代の音を醸し出していていい味付けになっています。
13曲目の”Suds in the Bucket”:
本アルバムでの最初と最後を王道のカントリー・ミュージックで飾りました。
ロック路線に傾いても、「軸足はカントリー・ミュージックなのよ」というメッセージなのでしょうか。
カントリー・ミュージック・ファンも留飲を下げる納得の一曲でしょう。
バイオリンはこういう具合に弾いてくれよといわんばかりのカントリー・ミュージック特有の音です。
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