“Sara Evnas”5作目のアルバムで、いったんロック・ミュージック路線へ傾いた針をカントリー・ミュージックへの回帰と戻すのかと思えるアルバム・ジャケットの写真です。
そして、アルバムの最初を飾る曲は、”Coalmine”とくれば、いよいよ王道のカントリー・ミュージックが展開されるのかと想像できます。
ということですが、実際のアルバムの曲の構成はどのようになっているのでしょうか。
曲目リスト
- Coalmine
- A Real Fine Place to Start
- Cheatin’
- New Hometown
- You’ll Always Be My Baby
- Supernatural
- Roll Me Back In Time
- The Secrets That We Keep
- Bible Song
- Tell Me
- Missing Missouri
- Momma’s Night Out
- These Four Walls
飛躍、完璧そして最高の場所!
2曲目の”A Real Fine Place to Start”:
事実上の表題曲です。
1曲目の”Coalmine”が、タイトルからも想像できるようにカントリー・ミュージックの王道をひた走る曲でした。
2曲目の”A Real Fine Place to Start”は、ロック・ファンが期待しているようなロック路線の曲です。
“Born to Fly”(アルバム”Born to Fly”に収録)、”Perfect”(アルバム”Restless”に収録)の流れを受けた展開です。
3曲目の”Cheatin’”:
ベースの曲調は、カントリー・ミュージックなのに、この力強いバラード(「パワー・バラード」というひともいます)には、なんとも不思議な魅力があります。
“Sara Evans”の伸びやかで力強い歌声に、びったりな曲調だと思います。
5曲目の”You’ll Always Be My Baby’”:
哀愁漂う美しいメロディー・ラインには同時に心温まるような穏やかさもあります。
力強さの中にも、洗練されたしなやかさも持ち合わせた曲です。
6曲目の”Supernatural’”:
この音は、どこかで聞いたことがあるような気がします。
前作のアルバム”Restless”のタイトル曲でもあった”Restless”のあのアイルランドの伝統的な音ですね。
“The Corrs”が得意とする領域で、まさに、”Supernatural”と呼べそうな「神秘的なもの」を感じます。
10曲目の”Tell Me’”:
デビュー・アルバム”Three Chords And The Truth”やセカンド・アルバムの”No Place That Far”にみられたゆったりとした曲調の作品ですが、あきらかに曲の仕上がりに進歩がみられます。
ゆったりとしたテンポでありながら、凛とした一本筋の通った堂々の歌いっぷりです。
“Born to Fly”のヒットによる自信のようなものを感じます。
12曲目の”Momma’s Night Out ‘”:
ブラスの音も飛び出してきて、もう完全にロック・ミュージックの世界です。
このアルバムは、王道のカントリー・ミュージックあり、ロック・ミュージックや、力強いバラード、洗練された美しいバラード曲など、実に多彩です。
さまざまな”Sara Evans”の魅力を楽しめる贅沢な1枚です。
まさに、これから”Sara Evans”を聴き「始めるのに、本当に最高の場所」になるかも知れません。
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