【洋楽】おすすめのアルバム”Promise” : “Sade”(シャーデー)

洋楽アルバム紹介

“Sade”の2作目のアルバムです。

前作のアルバム”Diamond Life”のシングル曲の”Your Love is King”の大ヒットで一躍、その名を轟かせた”Sade”ですが、本作の”Promise”では、”Sweetest taboo”に代表されるような軽快な曲を披露してくれています。

また、”Jezebel”のようなしっとりとした曲も”Sade Adu”の妖艶な歌声でじっくり聴かせてくれます。

まだ、あどけない表情も時折見せる”Sade Adu”が艶やかな大人の女性へと変貌する羽化直前の姿が印象的です。

<曲目リスト>

  1. Is it a crime
  2. Sweetest taboo
  3. War of the hearts
  4. Jezebel
  5. Mr Wrong
  6. Never as good as the first time
  7. Fear
  8. Tar baby
  9. Maureen
  10. You’re not the man
  11. Punch drunk

軽快な曲の中にも艶やかな女性の魅力を織り交ぜて

1曲目の”Is it a crime”: アルバム・ジャケットの写真を見ても、まだあどけなさが残る若々しい”Sade Adu”です。

しかし、その歌声は、ハスキーで、妖艶な雰囲気を感じます。

私の愛は、”Wider than Victoria Lake”「ヴィクトリア湖よりも深く」、”Taller than the Empire State”「エンパイア・ステイト・ビルディングよりも高い」という表現はユニークです。

2曲目の”Sweetest taboo”: 軽快なリズムにのって、”Sade Adu”が軽やかに歌います。

初期の”Sade”は、テンポもよく、ノリの良い曲が多いです。

アルバムの作品を重ねるごとに、”Sade”は、独自の進化を遂げ、芸術色を高めていくのですが、この頃の”Sade”は、わかりやすくて親しみやすい曲調ですね。

4曲目の”Jezebel”: “Jezebel wasn’t Born with a silver Spoon in Her Mouth”「銀のスプーンをくわえて生まれてきたわけではない」ということから、あまり良い境遇ではなかったようですね。

どこか悲しげな曲調からも、それを察することができます。

この曲に限ったことではありませんが、”Sade”のライブは、アルバムのオリジナル・バージョンよりも味わい深いものに生まれ変わります。

6曲目の”Never as good as the first time”: アルバムのオリジナル・バージョンは、ベース・ギターがブンブンいわせて、パーカションも軽やかに打ち鳴らされて華やかなサウンドに仕上がっています。

アルバムのオリジナル・バージョンもとっても洗練された音で、好感が持てますが、ライブのテンポを少し緩めたしっとりとしたバージョンも結構いいです。

“Sade Adu”がステージから立ち去ったあとに、男性コーラス2人による豊かな歌声が堪能できます。

8曲目の”Tar baby”: 比較的、リズムに重点が置かれている初期の”Sade”のサウンドの中で、メロディーの良さが、印象的な曲です。

独自の音楽を追求しても支持される音楽性の高さ

アルバムの作品を重なるごとに、独自の音楽性を追求し、音楽のジャンル分けをより困難なものにしていく”Sade”の音楽ですが、この”Promise”までの曲調は、軽快でノリがよく華やかなサウンドとなっています。

その分、わかりやすく親しみのもてやすい曲ではないかと思いますが、独自の音楽を追求するにつれて、ますます根強い人気を獲得していくことは、”Sade”の音楽性の高さを物語っています。

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