【洋楽】おすすめのアルバム”Private Eyes” : “Hall & Oates”(ホール&オーツ)

洋楽アルバム紹介

“Hall & Oates”の大ヒット曲”Private Eyes”と同タイトルのアルバムです。

前々作のアルバム”X-Static” からのシングル “Wait for Me”のヒット、前作のアルバム”Voices”の”Kiss on My List”と矢継ぎ早に、ヒットを飛ばしてきた”Hall & Oates”が、今回は、”Private Eyes”を世に送り出してきました。

もうヒット・メーカーの常連です。

音楽スタイルもデュオから、バンド志向を強めてきましたが、楽曲の素晴らしさは、音楽スタイルの変更を問題にしない程の出来映えです。

<曲目リスト>

  1. Private Eyes
  2. Looking for a Good Sign
  3. I Can’t Go for That (No Can Do)
  4. Mano a Mano
  5. Did It in a Minute
  6. Head Above Water
  7. Tell Me What You Want
  8. Friday Let Me Down
  9. Unguarded Minute
  10. Your Imagination
  11. Some Men

“Hall&Oates”史上、もっともキャッチーな”Private Eyes”

1曲目の”Private Eyes”: “Hall&Oates”史上、もっともキャッチーで、ポップな曲と言えるでしょう。

ギターの前奏をはじめ、楽曲も素晴らしく、”Daryl Hall”の甘いハイ・トーン・ボイスも曲調によくなじんでいます。

“Daryl Hall&John Oates”は、デュオじゃなかったのという指摘は、もうこの際どうでもよいような気がしてきました。

曲が良くて、聴く者が素晴らしいと感じれば音楽スタイルをとやかく言う必要はないのかもしれません。

曲名の”Private Eyes”は、「私立探偵」という意味です。

2曲目の”Looking for a Good Sign”: “Daryl Hall”と”John Oates”のデュオ特有のこうした歌の掛け合いをどうしても期待してしまいます。

キャッチーなサウンドに、サックスのメロディーが効果的に重なっています。

3曲目の”I Can’t Go for That (No Can Do)”: “Sara Smile”あたりの”Hall&Oates”ファンからすると、”Hall&Oates”の音楽の変貌ぶりに驚くことと思います。

決して、悪い変化ではありませんが、2人の歌声のハーモニーに重きを置いていたイメージが強いため、斬新な音に少しためらいがあるかもしれません。

この曲は、”Simply Red”が、”Sunrise”(アルバム”Home”に収録)という曲で、サンプリングとして使用しています。

>”Simply Red”に関する記事はこちらから

4曲目の”Mano a Mano”: “John Oates”がメイン・ボーカルを務めています。

“Mano a Mano”とは、スペイン語で、「1対1の(対決)」、「直接対決」という意味です。

もとの意味は、”Hand to Hand”「手と手で」からきています。

そう言えば、学校の授業で、「工場制手工業」:”Manufacture”という用語が出てきましたが、”Manus”というのは、ラテン語で「手」という意味で、その派生語として”Manual”「手動の」というのがあります。

6曲目の”Head Above Water”: キーボードの前奏に続き、ギターの音が重なり、ピアノがさらに絡み合うように厚みを増してきます。

バンド・サウンドへの傾倒が感じられます。

間奏は、ベース・ギターのソロに続いて、再びキーボードが前奏のテーマを奏でます。

歌は勿論のこと、楽器の演奏にも注力している様子が伺えます。

演奏が盛り上がるにつれ、曲の終了間際に、”Daryl Hall”のシャウトしています。

10曲目の”Your Imagination”: ベース・ギターの重厚なサウンドで始まり、”Daryl Hall”が弾くキーボードが軽快なメロディーを奏でます。

デュオというよりも、バンド志向が強まってきた印象です。

まだまだ続く”Hall & Oates”の快進撃

ポップ志向を強めた前々作のアルバム”X-Static”以降、次から次へとヒット曲を生み出している”Hall&Oates”ですが、ここらで一息つくどころか、次作のアルバム”H2O”でも、”Maneater”などのヒットを飛ばしています。

その快進撃は留まるところを知らず、まだまだ続きそうです。

>”Hall & Oates”に関する記事はこちらから

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