【洋楽】おすすめのアルバム~”Oranges & Lemons” : “XTC”

洋楽アルバム紹介

サイケデリックなアルバム・デザインは、”The Beatles”の”Oldies”を思い起こします。

アルバムの中味も多種多様な音楽が混在し、絢爛豪華な内容となっています。

ノリノリのお祭り騒ぎの曲、心が温まるハッピーな曲、これぞ必殺ポップ・ソングの王道をひた走る曲と一日楽しめるアルバムです。

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<曲目リスト>

    1. Garden Of Earthly Delights
    2. Mayor Of Simpleton
    3. King For A Day
    4. Here Comes President Kill Again
    5. The Loving
    6. Poor Skeleton Steps Out
    7. One Of The Millions
    8. Scarecrow People
    9. Merely A Man
    10. Cynical Days
    11. Across This Antheap
    12. Hold Me My Daddy
    13. Pink Thing
    14. Miniature Sun
    15. Chalkhills And Children

絢爛豪華なポップ・ミュージック絵巻物

1曲目の”Garden Of Earthly Delights”:1曲目から、飛ばしていますね。

ほとんど、お祭り騒ぎです。

ギターが唸り声をあげています。

異国情緒が漂うエンディングは、歌詞の中に出てくる「アラビアン・ナイト」を意識したものでしょうか。

この頃から、”Andy Partridge”の歌声が(特に高音部分が)、なぜか、「山下達郎」とダブるのは私一人だけでしょうか。

2曲目の”Mayor Of Simpleton”:2曲目でさらに加速します。ポップ・サウンド炸裂の王道を行くこのアルバムを代表する一曲です。

“Generals And Majors”(アルバム”Black Sea”に収録)を連想させ、後の、”The Ballad Of Peter Pumpkin Head”(アルバム”Nonsuch”に収録)に繋がる軽快なナンバーです。

3曲目の”King For A Day”:テンポこそ、1曲目・2曲目に比べゆったりとしていますが、ポップ街道まっしぐらの佳曲です。

“Mayor Of Simpleton”ほどの派手さはありませんが、聴くたびに曲の良さがじわじわと伝わってくる”XTC”には、よくある現象です。

アルバム冒頭から、3曲連続で突っ走る”XTC”の十八番です。

5曲目の”The Loving”:私のお気にいりの曲です。

幸せな気分になれる曲です。

間奏のギターのソロも心温まる音色ですね。

ちょっぴりシニカルな”XTC”にも、こんなストレートな良心的なポップ・ソングがあるんですね。

8曲目の”Scarecrow People”: “Andy Partridge”のボーカルの後を追いかけるように続くギターの音色が心地良い一曲です。

9曲目の”Merely A Man”: ブラスの音が、”The Beatles”の”Magical Mystery Tour”時代の”Penny Lane”を彷彿させるメリハリの効いた曲です。

絢爛豪華なポップ・ミュージック絵巻物

このアルバム”Oranges & Lemons”と、次作の”Nonsuch”の後期2作が、ポップ路線全開の”XTC”ですが、初期のパンク時代から、”Black Sea”のロック・バンド絶頂期や、アコースティックなサウンドを探求したり、”Big Express”で実験的な試みをし、いろいろな音楽と共に歩んできた感があります。

どの時代の”XTC”も魅力的です。

いろいろな”XTC”を存分に味わってみましょう。

>”XTC”に関する記事はこちらから

Oranges & Lemons

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