【洋楽】おすすめのアルバム”Not Your Kind of People” : “Garbage”(ガービッジ)

Garbage(ガービッジ)の5作目のアルバムです。

パワフルでストレートな楽曲や繊細で美しい曲、色とりどりの楽曲があるなかで、どの曲も”Garbage”らしい味付けが施されています。

より円熟味を増した”Garbage”サウンドが、変幻自在の音楽を展開させています。

勿論、紅一点の”Shirley Manson”の引き出しの多さが、そのことに大きく関わっています。

<曲目リスト>

  1. Autoatic Systematic Habit
  2. Big Bright World
  3. Blood for Poppies
  4. Control
  5. Not Your Kind of People
  6. Felt
  7. I Hate Love
  8. Sugar
  9. Battle in Me
  10. Man on a Wire
  11. Beloved Freak
  12. The One
  13. What Girls are Made of
  14. Bright Tonight
  15. Show Me

“Butch”ぎりの重厚なサウンド

1曲目の”Autoatic Systematic Habit”: 7年振りのスタジオ・アルバムのリリースを祝うファンファーレとも思える音で曲が始まります。

ストレートで重厚なサウンドが、実に”Garbage”らしいです。

迫力あるサウンドが、”Butch”ぎっています。

2曲目の”Big Bright World”: まさに、”Bright World”「輝かしい世界」のイメージが広がってきそうな壮大なサウンドです。

しかし、歌詞の内容を見てみると、”We are Difficult to Understand”「理解し合うのが難しい」とか、”We Rage against the Dying”「死に対して激怒している」、
“Shivers up and down My Spine”:「脊椎(せきつい)ががたがた震えている」という表現が穏やかではないです。

3曲目の”Blood for Poppies”: “Garbage”の傑作”Androgyny”(アルバム”Beautifulgarbage”に収録)にも匹敵する名曲です。

“Androgyny”同様、曲調の変化が見事です。

5曲目の”Not Your Kind of People”: “Oasis”の”The Importance Of Being Idle”(アルバム”Don’t Believe the Truth”)を彷彿させるような懐かしくも気だるいギターの音色から始まります。

こうした曲を表題曲に選ぶ点でも、”Garbage”の音楽の幅を感じさせます。

同様に”Shirley Manson”のシンガーとしての引き出しの多さにあらためて感心させられます。

9曲目の”Battle in Me”: 激しいサウンドの中にも、メロディアスなギターのフレーズが聴けます。

曲の途中で、全ての楽器の音が消され一瞬のためができます。

この技法は、”Supervixen”(デビュー・アルバム”Garbage”に収録)でも見せていましたが、最初に体験したのは、”King Crimson”の”21st Century Schizoid Man”(邦題:21世紀の精神異常者)でした。

その技法もさることながら、演奏技術は衝撃的でした。

11曲目の”Beloved Freak”: 美しいメロディーにのって、”Shirley Manson”が歌い上げます。

“You are Not Alone”:「ひとりじゃないのよ」、”Don’t Worry for Me, Just Think of You”:「私のことは心配しないで、自分のことだけを考えればいいのよ」と、いつもは一筋縄ではいかない歌詞が多い”Garbage”の中でひときわ優しい言葉を投げかけています。

バックで、”Andy McCluskey”のソロ・プロジェクトと化した”OMD”の”Call My Name”(アルバム”Sugar Tax”に収録)のギリシャ神話の女神が歌うようなコーラスが特徴的です。

14曲目の”Bright Tonight”: 鮮烈なギターのフレーズの後に、流れるアコースティック・ギターの音色が清々しい1曲です。

繰り返し聴こえるギターのフレーズは、いつまでも耳に残るほど心地良く印象的です。

円熟味を増した曲の仕上がり

今回も、迫力ある重厚なサウンドから、繊細で美しい曲まで魅力的な作品で、アルバムを埋め尽くしてくれました。

敏腕プロデューサー集団と多彩なバリエーションを持つシンガーの組み合わせは、円熟味をさらに増したという感じです。

デビュー当初から、すでにキャリアを積んだ大人のバンドでしたが、”Garbage”というバンドでのキャリアを重ねて、さらに充実した作品を残してきました。

本当に、一曲一曲の仕上がりは見事です。

>”Garbage”に関する記事はこちらから

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