【洋楽】おすすめのアルバム”Mode” : “Workshy”(ワークシャイ)

洋楽アルバム紹介

Workshy(ワークシャイ)の9作目のアルバムです。

前作の”Clear”が、メンバーが、ボーカルの”Chrysta Marina Jones”とベース・ギターの”Michael John McDermatt”の2人になってからのピークを迎えた作品でしたが、今回の”Mode”も、その作品の品質を保ちながら彼らの魅力を十分に発揮した作品となりました。

前回の”Clear”が、舞台を南国のリゾートから、お洒落な都会の街に移した感覚がありましたが、前回の”clear”のアルバム・ジャケットが「自動車」に対して、今回の”Mode”は、「鉄道」が使われています。

舞台は、ヨーロッパの洒脱なムードが漂う駅のプラットフォームですが、様々な人が行き交う場所、出会いと別れを紡ぐ場所です。

同様に、アルバム”Mode”では、Workshy”の心地良いメロディーにのって、様々な人たちの思いを紡いでいきます。

<曲目リスト>

  1. “Forever”
  2. How It Is
  3. Believe It
  4. Have It Your Way
  5. The Girl in Question
  6. Summer’s Gone
  7. Caught up
  8. Don’t Rely on
  9. For A Minute
  10. The Penny Drops

人の心が行き交うプラットフォーム

1曲目の”Forever”: 自分たちの愛は、”Forever:「永遠なもの」と信じていたのに、恋人を失いポッカリ空いた心の穴を埋めようと懸命にもがいている様子を歌った曲です。

“Don’t Waste My Time Trying to Keep It Alive”「(恋を永遠なものと思い続けることは)、大それたことととか時間のムダ」と決め付けるのは、やせ我慢にすぎないでしょうし、”Looking for Somewhere Else”「他の場所を求めても」その溝は埋まるものではないでしょう。

そんなことは、十分わかっているからこそ、”Chrysta Marina Jones”の歌声は、美しも切なく響くのでしょう。

3曲目の”Believe It”: 全体的に落ち着いた静かな曲ですが、サビの部分は、曲調が少し変わってとりわけ美しいメロディーが奏でられます。

“Every Has Their Highs and Then Their Lows”「誰にだって、良いときもあれば悪いときもある」、”No-one Wants to be Hurt or Hurt Someone Else”「誰だって、傷つけられたくないし、誰かを傷つけたくもないはず」。

人と出会って恋をすることは、楽しいことばかりではない、色々な試練がある、でもそれを恐れていては何も始まらないということを語りかけているようです。

5曲目の”The Girl in Question”: ボーカルは、”Michael John McDermatt”へと代わります。

“The Girl in Question”「噂の少女」は、”Sweetest Thing”最高の存在ですが、”When it Near the End”「恋も終わりに近づくと」、”One Way Traffic”「一方通行」となり、そんなに甘いものではないことに気がつくことでしょう。

“Michael John McDermatt”の歌声もただ甘いものではなく、酸いも甘いも知り尽くした”Bitter”な味わいがあります。

6曲目の”Summer’s Gone”: “Summer”楽しかった日々の象徴です。

“Summer’s Gone”「楽しかった日々も今はもう過去のもの」とちょとセンチメンタルな気分を感じさせます。

“Time Fly for Everyone”「時は飛ぶように過ぎていくもの」とはよく言ったものです。

“Who’s Glad to Drift Along”「誰だって流されて生きていくのなんてまっぴらでしょ」

だからといって、いつまでも思い出にすがってばかりいるわけではありません。

“Whatever That was Then and This is Now”「あの時はあの時、今は今」。

(そういえば、”ABC”のセカンド・アルバム”Beauty Stab”のオープニング・ナンバーに”That Was Then But This Is Now”という曲がありました。)

>”ABC”に関する記事はこちらから

“Turn Your Attention to the Here and Now”「気持ちをここに、今に持ってくのよ」と前向きな気持ちに切り替えています。

明るく軽快な曲調にのって、一歩前に踏み出してみましょう。

7曲目の”Caught up”: さらに軽快な曲が続きます。

私の、このアルバムの一番のお気に入りの曲です。

いつも、包込むような優しい歌声で囁くように歌う”Chrysta Marina Jones”が、この曲では、目の前の恋人を、そして、聴衆をも鼓舞するような力強さを見せてくれます。

>”Workshy”に関する記事はこちらから

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