【洋楽】おすすめのアルバム~”Construction Time Again” : “Depeche Mode”(デペッシュ・モード)

“Depeche Mode”3作目のアルバムで、その音は、前作の”Broken Frame”を踏襲しながらも、より研ぎ澄まされた印象があります。

(アルバム・ジャケットも前作の続編のようなアート志向を思わせます)

前作の”Broken Frame”が、叙情的で哀愁漂うサウンドでしたが、本作の音は、ちょっと緊張感が伴うより鋭利な感覚があります。

そのような中でも、”Broken Frame”で芽生えた”Martin Gore”のソング・ライティングの才能は、この”Construction Time Again”では、見事に開花し、その実力は揺るぎないものとなりました。

<曲目リスト>

  1. Love, In Itself
  2. More Than a Party
  3. Pipeline
  4. Everything Counts
  5. Two Minute Warning
  6. Shame
  7. The Landscape Is Changing
  8. Told You So
  9. And Then…
  10. Everything Counts (Reprise)

緊張感みなぎる鋭利な音、楽器の幅の拡がりも

1曲目の”Love, In Itself”:アルバム全体の音の特徴が凝縮されている曲です。

「叙情的な前作とは、違いますよ」と告げるかのような雰囲気を持っています。

鋭利な音は、緊張感がみなぎっていて、ブラス・セッションの導入も新鮮です。

曲の後半のキーボードの伴奏ともメロディーともつかないフレーズはいかにも”Depeche Mode”らしくて印象的です。

4曲目の”Everything Counts”:アルバム前半のハイライト曲です。

前奏からして格好いいですね。

楽器の使い方にも、幅が出ています。

木琴と、木管楽器(形状はクラリネットに似ていますね?)がいいアクセントとなっています。

サビの部分は、”Broken Frame”の哀愁漂うもの悲しい感じが出ています。

後半部分の鍵盤ハーモニカもいい味出していますね。

5曲目の”Two Minute Warning”:”Love, In Itself”同様、”Depeche Mode”の新しい音を感じます。

一つ一つの音を切り出してみると、さして難しくもない単純な音ですが、それが幾重にも組み合わせて曲となると、不思議な魅力が生まれます。

7曲目の”The Landscape Is Changing”にも同じことが言えます。

ひとつひとつの音はそれこそ子供でも、出すことが出来ます。

しかし、それを組み合わせて曲にするとなると、テクノロジーでは、解決できない人間の英知が必要となる世界でしょう。

それこそが、”Depeche Mode”のコアの部分なのでしょう。

そして、8曲目の”Told You So”:アルバム後半部分のハイライト曲です。

前奏の軽快なキーボードのフレーズが、耳に残るキャッチーな曲です。

後半部分のブラスの音に見立てたシンセサイザーの音が、程よいスパイスとなっています。

“Depeche Mode”号 安定飛行期へ突入

デビュー・アルバム発表後、これまで、作詞作曲を担当していた”Vince Clarke”が脱退し、バンド存続の危機を迎えた”Depeche Mode”でしたが、代役の”Martin Gore”の活躍でなんとかその危機を乗り越えることができました。

そして、このアルバム”Construction Time Again”で、誰も、”Martin Gore”を、”Vince Clarke”の代役などと言えないほどの実力を示すことができました。

3作目にして、”Depeche Mode”は、安定飛行に入りました。

もうシート・ベルトは不要です。これからしばらく続く、”Depeche Mode”の黄金時代のサウンドを安心して楽しむことができるのです。

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